けどあの柱は違う。
遠く、遠く。目をこらして見ないといけないくらい、遠い。
「斗織も、一緒に行こ」
「えっ………」
斗織も一緒行くと思ってた3人は、斗織の反応を不思議そうに見る。
燐も、丹那も、気がついたら一緒に行動していた。
それが当たり前だと思っていた。
こんな場所に1人置き去りにするなんて、酷すぎる。
「いいの………?」
「当たり前だろ」
燐はニカッと笑った。
その笑顔を見て、斗織も笑顔になる。
「ありがとうっ」
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