'12/12/15/ 23:15

≫頭領と冬山で

「避難用の山小屋が見つかってよかったな」
「本当にね。うあっくしょい!」
「お前は親父か」
「う、うるさい…。寒いからさっさと火遁で火ィつけちゃってよ」
「待て」
「は?なんでよ」
「こういうときはアレだ」
「どれ?」
「お互いが裸になって暖め合う」
「やらないから。こっち来ないで」
「なぜだ!?」
「なんでも」
「恥ずかしいのか?大丈夫だ、俺とお前の仲だぞ?」
「どういう仲だよ!ただの頭領と側近の関係だからね」
「違う」
「はあ?」
「禁断の上下関係だ」
「全然違う!」
「ほらほら、冷たくなった手を俺の腹とかにぴたっとしていいんだぞ?」
「そのままハラワタ引きずり出してあげましょうか?」
「全くお前は…愛情表現が過激だな。それに対応できるのは俺くらいなものだぞ?俺が恋人でよかったな」
「恋人じゃねえ!」
「間違えた、夫だったな」
「違う!」
「そんなにカッカするといまから持たないぞ」
「…誰のせいだよ」
「俺だな。仕方ない、責任を取って、」
「もう何もしなくていいから!…ぶあっくしょおおおん」
「お前は親父か。…ほら、こっちこい」
「嫌だ」
「こないと火とつけてやらないからな」
「…分かったよ(てくてく)」
「よし、俺の膝の上まで来るんだ」
「嫌だ」
「来、る、ん、だ(万華鏡写輪眼!)」
「…卑怯だ!(どすん!)」
「うおえっ」
「…フンっ!」
「かわいいなお前ツンデレか(ぎゅう)」
「早く火をつけてよ」
「手がかじかんで無理だ」
「嘘つけ!」
「だからこうやって二人で暖をとってだな…ハッ!お互い裸のほうが良かったか?それならそうと早く、」
「とか言いつつ服を脱がそうとしているところを見ると手がかじかんだとか嘘だろ早く火ィつけろ!」
「嫌だ!」
「…万華鏡写輪眼!」
「なにっ、じゃあこっちもだ!」
「幻術で私に勝てると思わないでよね!今日こそ八つ裂きにしてやる!」
「そっちこそ俺が幻術で激しく甘美で濃厚な世界つまりえっろい幻術世界へと誘ってやる!覚悟しろ!(くわっ)」
「もうアンタ怖いよ!」