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いつかみんなで肩を寄せあって夏の暑い日に電車に乗って下校した。まだ君が隣で歌っていたあの時に夢見ていたことは、案外僕にとっては大した未来じゃなかったのかもしれない。ブラウン管の向こうで愛想笑いを浮かべる君がなんだか酷く滑稽に見えて仕方ない。それでも僕の心にはずっと君が咲いていた。そのうさみみを外して早く会いに来て欲しい。

迎えにいくよ。