かーわいいわんわんってのはきっと、ジュリオみたいに純粋に懐いてくる奴のこと言うんだと思うんだよな。だから俺の前でだらしなく涎を垂らすこのオッサンなんか論外な筈なのに、なんつーかこうやって盲目的?献身的?ああ、俺学がねえからムツカシー言葉はわかんねえけど、とりあえず一生懸命(過ぎるくらい)愛されてるとそれはそれで可愛いと思うのが人の性ってもんだ。実際、普通の可愛さとはちぃーっと種類が違うわけだけど。
「さっきからあんよが震えてるけどどうしたのカシラー」
俺の声が届いてるいるのかいないのか。呼吸困難真っ最中なベルナルドはだらだらと涎を垂らして俺の足に食いついたまま、お座りしたワンコの恰好から段々と腰をひいて下半身をゆらゆらと揺らしている。パツパツにテント張ったソコの先が床に触れるよう小刻みに動く様を目の当たりにしてコイツが何を望んでいるのか、直ぐに悟った。ああ、そうか結構長いことオアズケだったっけ。
けど、まだまだ。
こんなに興奮するセックス(?)は久しぶりなんだ、そう簡単に終わらせてたまるか。リードに繋がれた犬、間違えた、タイで首を絞められたベルナルドに心の中で舌を出して見せる。こいつは案外、意外…いやいや、「やっぱり」変態だから虐め抜くくらいが調度いいんだよな。俺は首絞められて足なんか舐めされられてナニを勃起させることなんか神に誓ってもしねえから、コイツは本当にどうしようもない変態だ、間違いない。
「…ベルナルド」
窘める意を込めて、はっきりと名前を呼ぶと虚ろに濁った瞳と視線がかち合う。あーあ、こりゃ何言っても無駄だ、ドエムスイッチ入りっぱなしってゆーかフルブーストだ。俺にはアンタのその顔が「踏んでください」って書いてあるようにしか見えねえよ、全く困った変態だ。
とは言いつつ、昔…っつかまだガキの頃。女王様に踏まれて喜ぶデブ野郎のブロマイド見た時ゲロりかけたのに、俺に首絞められて、挙句足咥えさせられて、んで床にナニ擦りつけるコイツの姿には興奮するし愛情みたいなもんすら感じるんだから俺も大概変態だったんだな。そうか、こういう相性もよかったのか。
そう思うとなんとなく嬉しい気分にもなる。だって俺もベルナルドの事が好きだし、セックスの相性もいいなんて最高のパートナーじゃん、ワオワオ!だから俺はご機嫌でタイを引く。苦しそうに眉間に皺を寄せて、大きく噎せこんだベルナルドの顔が俺には歓喜の表情にしか見えないし、実際そうなんだろマイダーリン。
「しょうがねえから、頑張ったご褒美だ。」
タイから手を離して犬の肩を蹴り、弾みをつけて椅子から立ち上がる。ヨロヨロと雑巾の様に床に倒れこんだベルナルドは薄っぺらな胸板を忙しなく上下させて、酸素を貪りながら今度こそ本物の歓喜の表情を浮かべた。片足を床についた瞬間ぬめっとした感触が不快だったけどまぁしょうがない、拭くものならあるからイナフだ。導かれる様に濡れた足はベルナルドの股間へ。
2枚の布越しでもダイレクトにわかるほどおっ勃った竿に遠慮なく体重をかける。そして踏み付けながら前後に滑らせてやった。ベルナルドはその度にひぃひぃ声を上げてる。そんな可愛く喜ぶなって、まだまだこれからだって言ったろ?あ、言ってねえか。喜々とタマも竿も全部踏みつけてやるこの光景をルキーノ辺りに見られたらどうしたもんか。ああ、イヴァンもうるっせぇだろうなー…ジュリオは妬くか?まぁ、どうだっていいか。
顎が天井を仰いで、喉を反らせて啼く(泣く?)アンタもステキ。最高にクレイジーでファッキンクールよ?世界で一番愛してるわ、この変態野郎。
100917
何時もお世話になっております、るいさんから頂いてしまいました…っ!
もうこの二人の関係ジャスティス過ぎて私の顔面がほんとに気持ち悪い事になっております。ジャンさんのかわいげあるけどどえすなところがイケメン過ぎてもう!もう!
これからも一生着いていきますstkし続けますっ…!どうもありがとうございましたー!