2013/06/07 06:00
 PLUSホワイパーフレックス4.2mm幅 WH-024 43-116 |  PLUSホワイパーフレックス5mm幅 WH-025 43-117 |  PLUSホワイパーフレックス6mm幅 WH-026 43-118 |
PLUSホワイパーフレックス2個パック 5mm幅 WH-025-2P 43-119 ホワイパーフレックス 5mm 3個パック ﾏｰｹｯﾄﾌﾟﾚｲｽ品 | ||
テープ巻枠と巻取枠を重ねて回転軸を一本にし、伝動歯車もプーリも無い特異な構造の修正テープ。使い捨て、2008年グッドデザイン受賞品。中国製。
テープ長12m。テープ幅/識別色:4.2mm/橙、5mm/青、6mm/緑。
品名通り柔軟な転写ヘッドが紙面に追随してテープ転写不良を防ぐ。
という製品なんですが、最初に断り書きすると、私の手に合いませんでした。
●転写ヘッド(転写へら)
ローラーヘッドにより、引いて「一行修正、押して一文字」修正可能。押して修正するときは直立させて行います。
フレキシブルヘッド機構により、転写ヘッドがたわんで紙面に追随。多くの首振り転写ヘッドは大した追随性を持っていないけれども、本品はひねってもよく紙面に密着します。
ですがしかし、私はこのたわみがどうも苦手で、紙面に転写ヘッドを当てたときは、すでに位置決めを終えたときなのだから、そこからさらにたわむと転写ヘッドを紙面に押しつける力が削がれてしまってテープが浮き立ちやすい。
だから転写角度高めに(修正テープを立てぎみに)してテープ転写しています。
ローラーヘッドそのものは転写角度浅めでもテープ転写できます。
・転写開始位置決め:見やすいがややズレやすい
・転写ヘッド強度:良好、但したわむ
・重ねた紙への転写しやすさ:ややしづらい
●キャップ
たぶん紛失される。
●テープ
テープ交換不可、使い捨て。
・テープのたるみ:なし
・再筆記性:油性では良好、極細ゲルではやや良
上からゼブラSK-0.7芯
ゼブラJF-0.5芯
三菱UMR-83 0.38mm
・ジェットストリームSXR耐性:良好、但し赤インクがうっすら滲出
画像右側が本品、2012年夏に被覆したもの、紙はオキナ プロジェクトミニM
・被覆力:良好
※2014年5月26日追記
その後一年以上経過。
1)三菱ジェットストリームSXR-80
2)パイロット アクロボールBVRF-8
3)ぺんてるビクーニャBXS7
4)ゼブラ スラリEK芯
5)トンボ リポータースマートBR-CL
1行目ジェットストリーム赤が滲出していますが、おおむね耐性があると言えるでしょう。
●操作性
作動が軽く、転写角度が浅くとも転写可能。
ただし、私の手が設計者の手より小さいようで、設計者が想定した持ち方をすると＝後部を握ると転写ヘッドが遠くもどかしい。
エルゴノミクスデザインには自由度を奪う性質が潜んでいるため、手に合わないと最悪に感じられます。
合わないと転写ヘッドを接紙させ続けるのが難しくてテープ転写すると浮き立ちやすい。
なので、手が小さい場合は厚い後部ではなく転写ヘッド付近を握って使うといいでしょう。
テープ巻枠と巻取枠を一本化した構造はゼブラ ケスティアU5C4にも見られます。
その構造に加えてフレキシブルヘッドなどこれは傑作のはず、なのですが、前述通りどうにも私とは合わず、慣れるまでテープ転写を数m要しました。
変則的な持ち方をしたり左手で操作するときには意外に転写しやすく感じました。
次回も修正テープ、パイロット ホワイトラインフィッティ。
今月は7の倍数日に更新する予定です。
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