阿Qという無学で日和見の男の半生を描いて中国人批判とした小説。私が読んだのは角川文庫版、他に「眉間尺」(のち「鋳剣」と改題された復讐譚で、本来「故事新編」収録)等を収録。
「眉間尺」は、父の復讐を誓う少年が、その途上で知り合った助っ人の助言に従って自らの首を斬り落とす不条理な短篇。
しかし復讐の虚しさを説くようなものでは全くない。
マスターボウコンパスは正確に円作図できるよう、脚の開き具合を微調整する中車(なかぐるま、開閉調節ねじ輪)を脚の間に設けた大型コンパスです。弩を連想させる形をしているためbowの名がつけられたようですね。
中車は微調整が利く反面、脚を大きく開くには時間がかかります。そこで脚と中車の連結を解き、脚を自由に開閉できるクイックリリース機構が組み込まれています。
マスターボウコンパスは大型のため作図半径が大きいように思われますがその実、中車のねじ棒の長さが脚の開閉角度=作図半径を制限するため、中型コンパスよりも小さい円しか作図できません。
この欠点は延長棒を継ぎ足すことで補います。
延長棒によって作図半径を322mmへ、右の伸縮式延長棒なら424mmへ伸長できます。
ステッドラーは数種のボウコンパスを製造していますが、ここにレヴューしたのは製図ペンを取り付けられるよう片脚を二叉(フォークレッグ)にした製図ペン専用マスターボウコンパス「マルステクニコ555」です。
左の旧型がロッキングコレットつきで二叉が長く、右の新型はクイックリリースレバーつきで二叉が短くなっています。
旧型はちょっと特殊。
ロッキングコレットを
外側に押すとアンロック、
内側に押すとロックします。
ロッキング中は中車を回して操作します。
紹介したコンパスの現行品がこれ。製図ペン専用コンパスではなく、製図ペン用コンパスリングと継足棒つき。