※ マーヴルネタのくせにパタポンパロとかww(念のためアルカプ3ネタです)

 懐かしい音がする。かつてこの世界が神々がうまくやっていた頃のことを呼び覚ますかのような、そんな心まで震えるような激しくて微かな揺れ。それは血潮が熱くたぎるかのような、そんな揺れと響きで、彼は痛んだ体をよろめきつつ立ち上がる。火傷にただれた汚い体がどうのなどと言っていられない。痛みはまだなくならないけれど、この懐かしい音が痛みを消してくれるような気がする。この音は、ああ、やっときてくれたのか。絶命の淵にようやくかの方が。
「スッゲ、まじスッゲー。かみさまっしょ。アンタこのオレちゃんを助けてくれるっちゅーーんじゃ!? まじうれしすぐる! アタイを抱いてェ、キスして、デップー愛してるゥって言ってェエ!」
 かみさまのタイコの音がデッドプールを元気にする。もちろんかみさまとは、これを読んでくれているアナタのことだ。つまり、メタ発言でごめんぬ。
 ゴンゴンと響くタイコの音が、彼らの体は焼けてただれてしまったけれど、ギョロリと見開いた目だけが元気を伝う。もう手も足も、目の力には叶わない。目以外のすべてが戦争によって壊されても、彼らは生きていける。かみさまのタイコの音だけを頼りに目を見開いて。すこしずつ音が広がってゆく。ドンドン、ドコドン。ドンパタパタドン。チャカチャカチャカドン。タイコの叩き方が増えていくたびに言葉のバリエーションも増えていく。
「つぅかアタイいいカオしてるよね? エ?死んでる?? 死んでねェーよォオ〜ー。アタイは銃も剣も使えるのよォオオオオオ!」
 デッドプールは神々の時代からのある伝説を思い出していた。過去の戦争などどうでもよかった。思い出したのは一つだけ。「それ」が見たい。「そこ」に行きたい。それは衝動。「それ」が何なのかは分からないけれど、「そこ」に行かなければ分からないけれど、きっとシアワセになれる。「それ」はすべてで「そこ」につながる。かみさまにかかっている、すべてのはじまり「そこ」。行こう。行かなければならない。
「1人じゃだめ?」
 辿り着くためには1人ではきっと足りない。だからいくらデッドプールが舌なめずりしながらいっても、答えは変わらない。確実に「そこ」へ行くために、彼は火のなかを歩き始める。火に焼かれ、焦げた精神を引きずって、彼とかみさまは歩き出す。



14.11.10

パタポン1を買っちゃいました。こちらはダウンロード版。2はPSN復興お詫びで買ったんですが、またハマり出しまして。なかなか無線がつながらず落ちなかった(vitaに入ってる)んですが今日ちょとやってました。なんかハマるぅ。

パタポン自体がゴットシムなのもあるけど、何よりメタ発言が多くてデップーたん思い出したので。で、すごい残酷で可愛いってのが似合うかなとかw


もしやったことなくてPSPかvitaあるんならやってみてください。vitaTVでは音ゲーということもあり、お勧めできません。ゲームモードがあるテレビかどうか確認してからやってみるといいかと。どんなゲームかは、気になるかた聞いてほしいです。しかし、そんなやつはいないだろうがねwww
2014/11/10 10:44:14