※ カルマパロ続き

※ ただのグロ?


生と死と、生きることと。2



 この世に生きて、息をしている限り逃げるところなんてない。金持ちがあれよあれよの間に死んでいった町は騒然としていた。少し前からこの町では暴動と火事が多発している。狙われるのは金持ちの家が多く、ネズミ小僧よろしく苗字もない子供たちや孤児院に宝の山や金が届くこともあった。しかし、そこから足がついてしまい買い取った行商が殺害、孤児院が爆破されることもあり、姿の見えない貧乏人と金持ちとの戦いと一部で囁かれていた。その主犯がどんな貧乏人なのか、貴之は知っていた。だが、その現行を見たことはない。だから問い詰められずにいる。
 貴之は燃え盛る家を、遠くから辰巳と一緒に眺めていた。明るい夜の風景。煌々と照らされる炎の灯りはどこか哀しかった。だからわざと言う。それは批判の意味でなく、ただ、こんなことをやめろというわけではなく、これをなんのためにしているのか。もう一度考えて、そしてその先で見つけた答えを聞かせてほしいと、貴之は心の中だけで願った。炎にあかく照らされた辰巳の目もあかく、野性味に溢れた輝きは喪われてはいない。
「なんかさ…、あいつら、ムカつくヤツらだけど………でも、なんか、こういうのって、スッキリ、しないよな」
 辰巳は貴之の隣で、何も言わなかった。何らかの感情の動きがあったのだろうか。瞳の奥の光はいくらか揺らいだように見えたけれど、だが、辰巳の表情が揺らぐことはなかった。凛とした瞳は強い意思を讃えていて、それでも貴之に対して言葉を発しない。それが、貴之にとっては寂しかった。炎と辰巳だけが燃え上がっているみたいだ。いずれは、灰になって消えてしまうような、そんな思いがした。

 辰巳は、静かな表情のまま憎悪を握りしめていた。数日前に殺された奴隷に成り下がった女──葵──とその弟が、金持ちによって売られ買われ、そして殺されたこと。それがあまりに許せなくて、悲しくて、最期に辰巳が振るったのは安息という名の殺害。辰巳はその手で引き金を引いたことを忘れない。人はすぐには死なない。だが、殺されたいと願うことは、人にはあるのだ。そして、家も名前も親もない子供たちであっても、気持ちや考えは子供の数ほどあるのだ。それを生まれながらに封じられた、自分たちよりも悪い状態にある生き物たち。それを何とかしたいと思うのはバカバカしいことなのだろうか。辰巳は強く思う。自分を貫くために行動を起こしたいと強く願った。それだけなのだ。
 金持ちはすべて死ねと言っているわけではない。金がものをいう時代なのだ。だからこそ金が絡む犯罪や、倫理を犯すようなことがたびたび起こり得る。それはおかしい。金とはただの貨幣。道具の一種であるはずなのに、それで何でも手に入れることができてしまう。人の命まで買うことができてしまう。だからこそこのようなおかしなことが起こるのだし、罪のない子供たちが売り買いされたり、死ぬよりも辛い目にあうこともありえるのだ。それを壊したいと辰巳は願っているだけだ。それが復讐の炎となって燃え上がっているのだ。ただひたすらに、燃えればよいのだ。金が。
 そう、辰巳は憎んだ。金を。それを使う人間を。それだけを持ちたがる金持ちを。世界は、世の中は、金だ。その気持ちを、辰巳は自ら起こす炎に乗せて、ただ町の金持ち宅に火を放つ。



 このままでいいと辰巳も思っていたわけではなかった。ただ、はじまりがあれば終わりもある。出会いと別れは表裏一体のもので、それがどんなタイミングでやってくるかは、終わりが見えてようやくわかるものなのだ。そしてそれは、唐突にやってきた。
 辰巳のもとにやって来た時には、もうすでに時は遅かった。最期はもう決まったものとなって、そう、終結されたものとなって、それは覆すことができない。そんな形となって、辰巳のもとへしずかに忍び寄ってきたのだった。子供の泣き声と共に。

 それは数日ぶりに曇り空からよく晴れ渡った日だった。汚れた洗濯物をドブ水で洗い流し干し終えた、細くも筋肉質なその屈強な辰巳の身体は、野性味に溢れしなやかに薄汚れた路地裏にとてもよく健康的にマッチしていた。捕らえてきた豚肉を傍らに置き、早く調理しろよと女房役とも呼べる貴之の姿を探したが、見当たらない。同じ路地族の家のない子供たちのうちの一人が泣きながら辰巳を呼んでいた。泣き方が普通じゃない。けんかとかそういうものでもなさそうだった。豚を担ぎ下ろしてから近くの子供に見張りをさせた。しかたなしにその子供に近寄ると、彼は顔にアザをつくり額からは流血していた。けんかにしては他の子供は何ともないようだ。辺りを見回しながらその子供に話を聞く。こういう役回りは貴之がしていたというのに、まったく面倒である。
「何があった」
「貴之…にいちゃんが…」
「…はっ?!」
 ぐずぐずと泣いて話の進まない子供の相手は、辰巳にはとても骨が折れる。だが聞かないわけにはいかず、待たないわけにもいかなかった。辰巳の探しビトはこの子供が知っているというのだから。アザに触れ、その傷みに身を竦ませる子供。これと貴之の行き先は関係があるのだという。辰巳は目を血走らせ、ゆっくりと立ち上がった。ちゃんと子供の額の傷の処置もしてやった。あとは、貴之を迎えに行くだけだ。だが、子供は言う。
「きっと貴之にいちゃんは、金持ちに殺されたんだ」と。その暴行の様を、彼は見ていた。グッタリと動かなくなった貴之の萎れた姿を。その相手は一人ではなく、数人の男たちであったことも。そして、金持ちの家は瓦礫になっていた家だったと。辰巳の瞳に宿る炎はさらに強さを増して、聞いた道筋を正しくなぞってゆく。貴之は簡単にはくたばらないだろう。 けんかはしない男だが、決して弱いわけではない。彼は、辰巳にはないガッツとハートがあるのだ。先日、おずおずとした様子で燃え盛る炎を見ながら納得しないと言葉を発した彼の、哀しそうな横顔が脳裏に焼き付いていた。助けなければならない。きっと、辰巳の行なってきた制裁を、知っていながらなお知らないふりを通していたのだろう。初めて思った。それはどうしてだったのだろうか、と。通じていると思っても、言葉にしなければ伝わらない。辰巳は聞きたいと願いながら路地を走った。

 焼けた家の隣に、もう一軒大きな屋敷があった。そちらも焦げた塀がある。この立派な塀のお陰でもらい火をせずに済んだらしい。金持ちはどこまでも忌々しい。辰巳は舌打ちをした。と、不意に何も感じなかったというのに、肩に鋭い痛みと銃声はほぼ同時だった。辰巳は肩から血を流しながらその場に倒れこんだ。強襲。していたのは自分。されたのも、自分。一瞬のことで、頭がついて行かない。だが身の危険はすぐ近くに迫っていた。慌てて立ち上がり、銃声のしたほうに目をやると、一人の男が銃を構えて冷たい視線を辰巳に向けていた。そこには蔑みの表情しかない。汚いものを見るかのような目を辰巳へと向けて立っていた。こいつだ! 辰巳は咄嗟に悟った。こいつが貴之に暴力を振るって攫ったのだ。それを思うとハラワタが煮え繰り返るほどの、怒りが辰巳の心を支配した。なぜ、どうして。怒りは男へと鋭く研ぎ澄まされた剣の切っ先のようにまっすぐに向けられる。
「貴之をどうした」
「ふん、知らねえな」
「分かってんだ。テメーがボコにしてたことはよ!」
「…ああ、あのガキの名前、か。どうでもいいけど」
 吐き捨てた。貧乏であることが、乞食であることが罪であるかのように。銃口はまだ辰巳へと照準を合わせたままだ。まだ辰巳は死ぬわけにはいかない。だが、辰巳が動こうとした時、銃口は少しだけ揺らいで、辰巳の足を、手を、容赦無く射抜いて、そして、赤く辺りを染めた。タン、タンっ、と短い銃声に危険を感じないほどの軽さに。辰巳は膝をついて、痛みを訴える身体を呪う。痛覚がなければこいつを殺しにいけるのに。激しい憎悪。やがて近づいてくる男の端正な顔立ちが、どこか貴之を思い出させる。おかしなものだ。貴之を襲った男を見てそれを感じるなんて。ああ、そうか。男は貴之と同じ髪の色をしていた。さらりと長い髪は、伝説の生き物かのように優雅に美しく、銀に輝いていた。なんと因果なものだろうか。整いすぎて冷たさを感じさせる顔立ちが辰巳の間近で残忍に嗤う。
「いいぜ。合わせてやるよ、あのガキと」
 美しい顔が歪む様に、どうしてか身震いを覚える。この感情を何と呼ぶべきだろうか。辰巳はそれでも怒りを忘れることはなかった。むしろ、怒りの震えと感じたのだった。動けぬ身体を乱雑に引きずられ、地面に擦られるたびに傷む部位をどうまぎわらせようかと、そればかり考えた。短い道のりがひどく長く感じられて、塀の中からは体格のいい男が出てきて、そいつに引っ張られることになった。どうやってこいつらに殴りかかるべきか。それを思いながら傷みに耐えた。撃ち抜かれた腕と足はただの熱人形のようになって傷みだけを訴える、今の辰巳には重荷だった。
 傷みと、地面と、男の足と。それしか見えない中で、不意に掴まれていた足を離され、与えられた振動が辰巳の身体から消え去った途端、闇が取り払われて辺りには灯りが灯された。金持ちの家の中、ぐらつく頭を押さえることすらままならぬ身体で、視線だけをぐりぐりと動かして辺りを見回した。首はいくらかは上下するが、それだけでもとても力を使うものだから五体満足がどれだけ欲しいものなのかよく分かる。椅子にくくりつけられるように座らされているのは貴之だった。辰巳はすぐに彼の名を呼んだ。彼はほとんどボロ雑巾のようになっており、血と傷で原型を留めていなかった。だが貴之であるのは確かだ。汚れた銀髪が一部赤黒く変色していた。どうやら気を失っているようだ。
「何のつもりだ!」
 精いっぱいの怒気を含めた怒鳴り声とはいえ、何の効力もないのにこうしてしまう。辰巳は何とか動きたかった。貴之と一緒にここから去りたいと思った。
「テメーが、何のつもりだ? ア? 俺の家も燃やし腐ったのはテメーだろうが」
 何軒も家を持つ金持ちがそれを咎めるのはおかしいと思うけれど、自分のものを取られれば怒るのは人というものだ。ならば、少しでもいい、与えればよいではないかと辰巳は思う。だが、辰巳は乞わない。屈しない。奪うだけだ。燃やすだけだ。それを悪だなんて思わない。
 銀髪が辰巳の髪を引っ掴み、銃で頭を殴った。この程度の傷みならいい。けんかで慣れている。だが貴之は辰巳とは違うのだ。貴之は巻き込まれただけだ。
「殺すのは簡単だ。ただ、楽には殺さねえ。死ぬより辛い目を見て死ね」
 銀髪は傍らの男から刃物を受け取り、それをチャラチャラと鳴らしながら辰巳に近づいた。容赦無く先に撃った近くに刃物を突き刺した。堪らず辰巳は悲鳴を上げる。銃痕をぐりりと抉り、肉と一緒に弾を抜き取った。もちろん一切の躊躇はなく、反射で悶える身体は三人の男どもによって縛り付けられた。もはやただの芋虫みたいなものだ。それは撃たれた四ヶ所のすべてにおいて行われた。ぐりぐり、抉る刃物は肉を削ぎ、皮や肉を神経に触れ、血を流しながら痛みを伝う。その痛みは、単に痛みなどと呼べるものではなく、肉を抉られる感覚がおぞましくもある。熱と痛みは他の感覚をこそぎ落とすかのような威力を持っていて、その痛みはなくならないうちに次を抉られる。どこが傷むのかなど優劣もつけられない。ただ、痛みに歯を食いしばり、それに耐えた。血の量は大したことはないだろう。
「チョーシコイた罰だよ。ガキが」
 辰巳が見上げたその残忍な笑顔もまた、ガキと呼ばれるには相応しい少年の顔で。そんなに歳は変わらないことがうかがえる。それを下卑た言い方をするのは、きっと金持ちの余裕というやつなのだろう。なったことのない金持ちとやら。だが、こんなふうに嗤うようになるのならば、金などやはり燃やしたほうがいいのだ。そんな考えは、後に続けられる死を思うほどの拷問によって掻き消された。辰巳がその眼を無視して、唾など吐きかけたから。そんな態度が生きることへの罰となった。

「やめろ! やめてくれ!」
 叫んでいるのは辰巳ではない。辰巳はもうただの屍だ。生きてはいる。気を失うこともできずに、ただ不自由でしかない身体を引きずって生が尽きないだけの状態で。それをほとんどすべて見せられた。貴之は、ずぅっと友でありきょうだいのように一緒に生きてきた辰巳が痛めつけられる様を。それをやめてくれと懇願することしかできなくて、自分の身体の痛みなど、どこかへ吹き飛んでいた。すくなくとも、叫んでいる間は。喉が枯れても、声などほとんど出なくなっても、構わず叫ぶことしかできない。
 生爪を両手両足20本分、針のような器具で剥がしていく。その手先と足先は血で黒々とぬらついて光っていた。辰巳は呻きを発するが、言葉は発しなかった。反射でビクリと動く以外は、どうやら動けないみたいで、その目には何も映していなかった。ただ、闇を見つめるみたいに暗黒しか映していなかった。辰巳の名を呼んでも、まったくの無反応。そんな辰巳の身体に、今度は焼きごてを当てた。絞り出されるのは悲鳴ではなくて怒号のように、貴之には聞こえた。こんな拷問は不条理だ。辰巳の罪は消えない。燃やした家は一軒ではない。だが、その家を建てた金はどんな手で儲けたものなのか。それを咎められることはないのか。怒りは伝染するのだ。貴之もまたこの仕打ちに打ちひしがれながら、憎悪を燃やしてもいた。自分を助けに来た友人が殺される様を見せられて、性善説など唱えられるほうがどうかしている。
 次に辰巳は耳を削ぎ落とされた。辰巳だったものが辰巳の形をどんどんと崩していく。人間ではなく、肉塊にされていく。それは貴之がどんなに懇願してもやめてくれるはずもなく。動かなくてもまだ辰巳が生きている間は、あまり血が流れ過ぎないように、痛めつけることを目的とした拷問はさらに続けられた。これを地獄と呼ばずに何と呼ぶのだろう。貴之は、辰巳を思う。早く訪れますように。永遠の眠りが。意思の力など壊れて、早く。そして、それは自分にも。


 辰巳の意思が喪われたのは、それでもだいぶ後のことだった。痛みは思考を奪ったけれど、腫れ上がった顔で泣き叫ぶ貴之を見て、心はすぐ彼の側に寄り添った。
 泣いてんじゃねーよ。
 だが、すぐに痛みが襲ってきてふたたび辰巳の思考は痛みに支配された。それは熱であったり、苦しみであったりするのだけど、死への恐怖もまたあった。片目だけ見開かれる中で、針を差し込まれる。押さえつけられたまま顔を背けることもできず、針はゆっくり、ゆっくりと辰巳の目へと近づいてくる。怖い。これは、死を感じさせる恐怖だ。目がどうなってしまうのか。怖い。針の先端は心を脅かし、侵食していく。塗り替える。針は揺らぐことなく辰巳の目へと、少しずつ、すこうしずつ、にじり寄ってきて、心を侵食していく。そう、貴之への心配も、いいたいことも、すべて辰巳の心からは締め出される。ここから逃げ出したい一心で。そして、先端はそこへ到達する。くちゅり。だが、そこからさらに進んでゆく痛みと恐怖に、辰巳は支配され尽くす。刺さるだけではすまない。また徐々にその針は奥へと進んでいく。じり、じり、と進んでいるのか進んでいないのか分からない速度で、その針は辰巳の頭を貫通するまで、見開かれたまま潰された眼を通過して、そのままずぅっと。


 血と汗と涙と涎と鼻水と反吐と、失禁までしても人はなかなか死ぬことはない。針が貫通してもひくひくと反射で動くその身体は生きているのか死んでいるのか。それすら分からない肉の塊になった。どちらにせよ辰巳はもう生きているわけではない。死んでいるのかどうかも分からないただの屍だ。最期には何を思っていたのだろうか。ただ死を願っていただけかもしれない。貴之の気持ちは、すべてを諦めたような気持ちだった。もう涙もでない。肉親のような辰巳の屍を見ても、何も感じない。金があるのが偉いとか、貧乏がダメだとか、火事を起こしちゃダメだとか、暴力を振るってはいけないだとか。そういうことのすべてがもう何もない。ただ、ここにいたくない。そのためなら死を選ぼう。そして、その時は近いうちに訪れる。もう何も見たくはないし、聞きたくもない。何も感じたくない。誰のことも恨まないから、嘆かないから、早くこの時を終わらせてくれ。



 次に置きた時、辰巳はあの黒くて長い髪の女である葵と、貴之と一緒にいた。怖いことなど忘れていた。無事な姿を見られてよかった、と思った。ダンボールハウス仲間のガキどももいる。売られた女たちが手を振りながら彼らのもとに寄ってきた。貴之が笑っていう。
「お前が救ったんだ」
「俺は、そんなに強くねーよ」
「でも、救われたんだよ」
 願いが叶うところに来たのだと辰巳は思った。辰巳は、貴之と葵の手を一纏めにして握った。ここでなら言える。じぃっと二人を交互に見つめた。二人も見つめ返してくれる。こんなに真摯に他人の顔を見たことがきっと過去にはなかったろう。だが、今ならどうやってでも、目に焼き付けておきたいから。握る手の強さも同じように二人ともぎゅっと強く握り返してくれた。
「俺は、強くなる」
 次に、生まれ変わる時は、誰よりも。心も、体も、誰よりも、きっと。
 その想いが、意識を寸断される直前の最期の夢だとしても。想いの力は時を超える。否、時という概念を打ち壊して、すべてを超える。身分とか性別とか生まれた時とか、時代とか世間とかそういうくだらない決め事をひねり潰して。常識やらに囚われぬ時の彼方へ。

 辰巳の目と、ダンボールハウスが同時に潰れた。そんな感触が、した。すべて壊れても、流れている血の温かさは、時代を問わない、変わらない。貴之の心が身体から抜け落ちたとしても。



14.08.24

カルマパロの続きは、ネタはあったけどあえて書かなかったんですよ。どうせ死ぬ話だから(笑)

容赦無く死ぬ話を書きました。


もっともっと、拷問シーンを書こうと思ってましたが、血がでないような拷問を続けたいなぁと思ったんで、ちょっと出てこなかったです。腕切ったり足を切ったりしてダルマにしようと思ったけど、出血多量で死ぬジャン!となったのでやめたりとか。
すり潰す、とかのほうが痛そうなイメージがあるので、体を真っ二つに割る、とかそういうのを書こうかとも思ったんですが、先端責めにしました。
水責めとかも考えたんですけどね。


こういうの書こう!と思ったのはやっぱりカオへのせいですね。BルートのZ区分見て、滾りましたw
一番怖かったのが高科先生の感じ。すげーホラー。こずぴぃ無双見たら、もっと別のほう滾りそうww



生まれ変わりがあるかは分からないけど、願いはどこかに流れていくのかな、と思ったり。貧乏とか金持ちとか貴族とか、そういうの関係ない世界へと。
犯罪は犯罪だから、って戒めもあるんです。報復みたいな。いろんな要素を詰め込んだ感じはしますね。ひたすら暗いだけなのもあれなんで、葵ちゃんとか貴之とか、子供たちとか、そういう人たちが笑ってる姿も出しましたけど。
話自体が救いがないのは分かっていたので、やっぱり救える部分はないです。話と呼べる代物ですら、ないかな〜…。

さすがにここまで暗い話はあまり書かないと思いますが、精神世界で暗い話は書くかもしれません。別に病んでるわけじゃないけどねw
もちろん続きはありません。


※追記:金持ちの銀髪はもちろん姫川ですしおすしwwww

2014/08/24 17:18:54