前に書いたやつの、なんか詳しいやつ
(ちょっと辻褄合いませんけど……)
っつーか若干グロでエロな拓巳しゃんと七海とこずぴぃ

※大したことないけど、閲覧注意




 せり上がる妄想は止まらない。七海は嫌で、すべてが嫌になってしまって、そして精神を殺した。もうここにいるのは七海のかたちをした、七海じゃないなにかだ。だから、僕は七海のかたちをした人形を見る。それはこずぴぃには知られてはならない。なぜなら、こずぴぃは僕のことを信じてくれているから。この薄汚れた妄想も、心も。すべてを見透かされていないからこそ、こずぴぃは僕らを守ってくれるのだと信じてる。それとも、本当はすべて分かってる? いや、そんなこと、ないよね?

 あの日から僕は、毎日のようにシャワールームでむつみ合うようにして、一緒に入った。でも、七海は僕のことを分かってはいるけど見てはいない。今何をしているのかも分かってはいない。七海の目は何ものをも見ず、感じず、すべてのものを拒絶していた。僕の行為も行動も否定しない代わりに、すべてのことを感じないことで拒絶していた。それはなんという甘美な孤独だろう。僕はそれをいいことに、七海を、妹を好きなように慰み者にした。そうしないと、生きていけなかったから。


 僕の心の支えは、ふたつ。こずぴぃが僕を守ってくれることと、七海の存在の二つだ。
 こずぴぃの心の支えは、もう僕しかなくなってしまった。僕が、こずぴぃの仲間で仲良しで、こずぴぃのことを好きだということ。それ以外になくなってしまった。僕はそれをいいことに、こずぴぃと一緒にいる。僕はずるいのかもしれないけど、同じ罪を負うものだから。だから僕らは支え合っていける。
 そもそも、どうしてこずぴぃの支えは一つになってしまったのか。それは、こずぴぃがセナを殺してしまったから。大好きな「セナしゃん」をこずぴぃの暴力的な強さを誇るディソードは、身ごと潰すように切ってしまったから。警察も殺して、セナも殺した。もう、あの学校には死体しかいない。セナは僕らに「精神攻撃を受けているだけだ」と泣くように言ったけれど、それに耐えるには僕らはあまりに弱すぎた。そして、セナが強かったんだと思う。セナが死ぬことはなかったと思うけれど、こずぴぃが心で泣きながら顔は笑って、ああこれは乖離してるんだな、と僕は分かったけれどどうすることもできなくて、真っ二つになるセナが崩れ死ぬ姿を目の当たりにしながら二人で血の海を駆け回るみたいにして学校から、逃げた。いや、すべてのものから。
 あれから、こずぴぃはあまり語らない。もちろん最初から言葉は発さないのだけれど、頭の中で和むようなゆったりとした話し方で語りかけてくる回数が減ったように思う。きっと彼女は疲れているのだろう。眠る時も彼女はディソードを抱いたままだ。

「おにぃ…かえ、して…。ナナの、右手…」
 どうして。七海は身体を洗われながらこんなことを口にしたのだろうか。僕は総毛立った。ひ、と高い声が出そうになるのを、七海の唇を吸うことで抑えた。シャワー室で二人きりで行う睦みごとは日ごと増して、僕の理性は日に日に崩壊していく。意識はないはずなのに、あそこは潤んで僕を包んでくれる。リア充万歳! 僕は確かにこのベースで童貞喪失をやってのけた。実妹相手に。そして、妹の精神は蝕まれていて。
 立ったままで僕は七海の身体を揺さぶりながら、本当はベッドで女を犯しまくりたいのだとエロゲ的展開を妄想しながらできるだけ深く、男の粘膜と女の粘膜を激しくこすり合わせまくった。ぐちょぐちょという濡れた音が、狭いシャワー室の中で響く。この音が聞きたいがために僕はシャワーを止めて七海を犯す。後ろから、前から穿ちまくる。ガクガクと激しく腰を動かすと、そのあまりの気持ち良さから声が出てしまう。意識がない七海がなぜか泣く。キュウキュウと僕のペニスを締め付けながら泣く。どうして僕を、僕と認識しないままに抱かれていてるはずなのに、僕の名前を呼ぶのだろうか。僕は七海のナカに欲望の液を溢れるほど吐き出し、搾り出しながら苛々を募らせていた。



「拓巳しゃん。こずぴぃ、どうすればいいのかわかんないのら〜」
 こずぴぃはディソードを抱き締めながら、どこか遠くを見つめていた。セナを殺してしまったことを悔いて、くいて泣いていたが、もう涙は枯れてしまったようだった。ただ、遠くを見るこずぴぃの目がどこか寂しくて、僕は堪らない気持ちになってこずぴぃを後ろから抱き締めた。こずぴぃはまだ血にまみれていた。だから、こずぴぃに触れてしまうと僕も血に汚れてしまう。でもいいんだ、僕も人を殺した。もう血に汚れている。

 僕らは数日前に、そう、七海をメチャクチャにしたDQNどもやセナなどが死んだあの日、このベースに戻ってくるまで間、僕はナイフを振りかざして。こずぴぃはリアルブートしたディソードで、フラフラと教室や職員室を巡った。すべて殺した。断末魔の叫びが辺りを占め、血と肉の香りが辺りを充満した。死の臭いしかしなくなった学校には、ポーターとかいう外部の者もいて、僕らはすべてを殺した。学校は血の海となったので、もう僕らには用のない場所となった。最後に屋上に行って、こずぴぃと僕は二つに千切れて、内臓を撒き散らして死んでいる、こずぴぃによって殺されてしまったセナにだけ両手を合わせてから僕らはベースへと向かった。不思議だった。セナは悲しそうな顔をして、最後までこずぴぃを案じて死んでいた。他のヤツらに比べると内臓もキレイなものに見えたけれど、やっぱり臓器を直視したせいで僕はあの日からほとんどものが食べられない。あの時も、悪いとは思ったけれど屋上でも何度か嘔吐した。人間の内臓なんてキレイなもんか!

 こずぴぃは今も震えていた。ようやく僕に、言葉らしい言葉をかけてくれたことが僕は嬉しかった。
「だ、大丈夫、だよ…、こずぴぃは、強いから。僕は、こずぴぃの仲間だよ…。やくそく、したから。僕は、絶対に、仲間だって」
 震えているけれど、こずぴぃの身体は温かい。僕にはそれが支えで。僕にはそれしかなくて。七海と、こずぴぃの、熱。僕はそれだけが欲しくて。だから、約束した。僕のエゴだけれど、それでもこずぴぃも、七海も僕のことを必要としてくれてるんだって分かって。
 僕は、いつの間にかこずぴぃのことを好きになってたのかもしれない。僕は、こんな生活を続けていくうちにどこかおかしくなっていくのは分かってる。でも、こんな気持ちが生まれるだなんて。リアルの体温を感じながら、こずぴぃの肩口に顔をうずめて、僕は情けないけれど啜り泣いた。ずっと、ずぅっと七海の何も映さない目を見てるなんで、僕にはきっとむりなんだ。僕は声を出して、泣いた。


 僕はそれからというもの、こずぴぃを抱き締めて感じる性的なもやもやを、七海で解消することにした。きっと、これが血にまみれた僕の、弱虫で弱い僕の逃げ場に丁度いいんだろう。七海を犯しながら、こずぴぃに好きだと告げる。僕は七海を犯しながら、こずぴぃを犯す妄想をする。その時は決まってイく、って言いながらこずぴぃからもらったぶちゅぶちゅさんでペニスを擦りながら、七海の身体にザーメンをかける。すべてがおかしくなっていく。白濁に穢されて、赤黒い血が、白く染まる。でも、僕の欲望はいつも血だまりのように赤くて黒い。あと何日間続くか分からない、先の見えない不安を、こずぴぃのディソードで潰し切るみたいに僕は欲にだけ素直に従って。

 その時、こずぴぃがシャワールームに顔を出した。驚いた顔をして、僕と七海が繋がっているところと、こずぴぃから貰ったぶちゅぶちゅさんが白くテラテラ濡れてる様と、僕の異様な興奮と。僕がその次に見た光景は、冷たく包むような大きな、しかし脆そうで、でも鋭利なディソードの叩き斬られそうな、骨太なフォルムが赤い光をまとって、素早くも重そうに僕目掛けて────



 僕が、望んだ妄想だったかのかもしれない。僕の、ささやかなリア充の妄想。そうでなきゃ僕は、七海もこずぴぃも、ただ不幸にしてしまっただけだったと。そんなのは、いくらキモオタの僕だって望んだ結末なんかじゃないから。だから誰か、「そうじゃない」って言って欲しいと願ってるんだ。この、散らかったベースで。


14.03.09

またもカオヘノア
今度は、妄想か現実かすら分からんこずぴぃルートの話

七海はもう絶対におにぃ×七海だよね!
近親はヤなんだけど、まぁ拓巳は妄想だしいいか〜とかなってますw
抜け殻の七海とヤる拓巳かなり哀しいよなぁとか思ってます。
こずぴぃも犯して殺されるルートもありかなぁとか思いながら書いてましたwww


そしたらカオヘノアの6年後の話、カオスチャイルド今年出るみたいっすね〜わーーい。。楽しみ、丁度なタイミングでゲームしてたのかも。
でも箱版は持ってなくてできないので、すごく無念なんですよね。ゲーム機としては要らないし高いし。テキストのグロさ見たいんだけど。。

2014/03/09 11:45:55