千年魔女伝説
2011/09/03 01:10

『千年魔女伝説』
2009年に執筆した作品。第3作目。新人賞への応募は2度。

このときは修羅場で、〆切当日に仕上がる始末。徹夜明けの私に推敲なんてする気力も体力も時間もなく、書き終えてちょろっと読み直しただけで投函してしまった黒歴史に近い産物です。
当然のように二次選考落選。

それをゆっくり推敲し直して、もう一度別の賞へ応募するも一次まで。
潮時ぽかったので、それからはデータの海から引き出すことも読むこともなかったのですが、あえてそのままアップしました。
若い頃の稚拙さというか青臭さを見てほしいというのは当たり前に建前で、ただ単に読み返すのが怖いだけです。厨二全開。

以降ネタバレあり。
本文未読の方はUターンをオススメします。



私は基本的に漢字が大好きで、洋っぽいファンタジーでもいかに和名をつけるかなんてことで真面目に悩んだりするくらいの和名中毒。
なので、登場人物がオール横文字&完全ファンタジーの世界観は先にも後にもこれきり。
ただゴシックな雰囲気が好きでもあるので、その点は楽しかったです。
キャラの設定はとにかくまず服から考えました。イヴに至っては、服は本文を書く前から決まっていたのに髪型は書きながら考えてました。ゆるーいパーマっぽいっていうイメージはあったんですが、ロングとショートで迷って。

千伝で誰が一番好きかと聞かれれば、一寸の迷いもなくヴァレン。一本三つ編みも眉上ぱっつんも煙管も全部私の好みです。
正直、ツンデレっていう類の娘っこさんが私は苦手で、ツンオンリーかデレオンリー主義なんです。
ヴァレンは最初ツンオンリーで動かしてたんですが、プロットにはなかった暴走を勝手に始めたんです。奴は。
だから最初はあんな寂しがりみたいな性格でもなく、ただただ極悪非道みたいな魔女でしたね。


いい意味でも悪い意味でも、最初の予定とは全然違うラストでした。
最初はエピローグが丸ごとない感じで、完全なアンハッピーエンドだったんですよ。ジョーカーとユリアも和解なんてしなかったし。
ずっとうじうじとジョーカーはイヴを想ったまま老いて死んで行く、的な。
けど勝手に動いたあたり、ジョーカーは私が思ってたよりずっと爽やかな野郎らしく。あとユリアがオカンみたいになりましたよね、後半。

批判中傷は散々自分で致しましたのでご遠慮くださいね。
自信があってのアップではなく、ずっと私の低スペPCの中に籠もってるのもあまりに報われないかと思って、せめて最期は日向に葬ってやろうと思っただけです。
酷いのは承知です。

拙著をここまで読んでいただき、ありがとうございました!


緋絽



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