『だぁぁぁ!もう分かるかこんな問題!私の頭はこの問題が解けないような構造になってるんだよぉぉぉ!』 「うるせぇ!デカい声出すんじゃねーよ。分かんねーから教えてやってるんだろうが。」 『だってぇぇぇ!』 「だってじゃねぇ。」 『そんなこと言ったって佐伯先生だって私には解けないと思ってるんでしょ?無理だって思ってるんでしょ?』 「若干な。」 『ですよね……って、えぇぇぇ!?そこは嘘でもそんなことないよって言うとこでしょ!?』 「だってお前バカだし。」 『バカって言うな!でも、もう私には無理だよ諦めよう!帰って私は水商売の道に進む準備でも──って痛っ!』 「バカが。お前みたいなバカで世間知らずなやつが水商売なんて出来るはずないだろ。バカが。」 『3回も言った!』 「んなこと考えてねーで問題に集中しろ。んな浮わついた気持ちでやってたら解けるもんも解けなくなるんだろうが。」 『うー…』 「じゃあそうだな…これ解けたらご褒美やるよ。」 『ご褒美!?』 「あぁ、お前が喜ぶもん。」 『よっしゃ!いっちょやったるで!』 「(……単純バカ)」 十数分後 「正解だ。」 『…え?正解?よっしゃぁぁぁ!私にかかればざっとこんなもんよ!へんっ!』 「良かったな〜6の段階来るようになって。」 『はい!あ、先生!ご褒美はご褒美!』 「ん〜じゃあ目つぶれ。」 『ん。』パチ ちゅっ 『……』 「よし、この調子で次7の段いくぞー。」 ファーストキスを奪う鷹臣くん。 2011/10/02 18:08(0) |