無双 | ナノ

僕らが今日を生きることになるのは

この場所があるだけで、僕らは今日を生きることになる

裏切り者のお前に
私をください

赤に触れるのをためらう
染まればいいと思っていた
白と黒が交ざらないように色のない羨望

剥き出された矜恃
貫くことを知らないのは、優しさの一つでしょうか

流星が奔る、そんな夜の大空は

駆けては志を願う
傍にあるのは杞憂の夢か
護ってみればいいと思う
不思議と何かを求めるように這う

そなたの匂いを、覚えていたいのです
あなたの温かさしか知らない、それでいい

百年後でも千年後でも変わらないなんて、素敵ね


この場所があるからだそうだ


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