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王子さまのふりなんかして、私をどうするつもり?

理想と妄想も紙一重

今日もまた、可愛らしい嘘をつく
王子さまのふりをして

あとで告白するから待ってて
もう一度、言ってもいいかい?
愛してるって言ってみようか
さよならを言えるほど好いていたのか

笑えるほど心地よい
距離はこんなにも近付いたのにね
その瞬間、気持ちがはじけた
気付けば君のうつす世界ばかり

それが恋でもかまわない
それが愛でも受け入れる

林檎が似合うやつだと思ってた
あぁ、砕けて溶けたんだね

何を願っていたのか、期待していたのか。何を見ていたのか、惹かれていたのか。もう分からない、いや解りたくないのかもしれない。もう、知らないままで良かったのではないか。「出会い」とはこうも残酷で切ないものとして記憶されるのであろうか。



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