銀魂 | ナノ

たましいをくれ

死んだ魚のような目は、いとも簡単に私を貫いた
いつも知らないふりをして、私に背を向けて置いて行くのですね
あなたの「護る」にすがってしまった
君が征く道が修羅ならば、私は幸福をもって待とう
仄かに残る苦い煙草の匂いも、最後だと思うと甘く漂う
容易く消える感情なんて、始めから持ち合わせていない
生きて下さい、と伝えることがこんなにも難しい
私の世界にいればいい
剣を握るその手が、優しくて温かいのは私しか知らない
誰かが護ったこの世界を、また誰かが壊すのか
宇宙の心臓の高鳴りがきこえる
地球と一緒に息をする
耳をすまして、愛をといて



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