紅が散るくらいなら 君の背中は見飽きたよ 触れられるのはあと何秒? 貴方は世界を壊す人 そんな刀ならいらない 手をのばせば届く距離のはずなのに 約束は紅に消えた 君の色を見付けた ほのかに燃えて、瞬く間に散りゆく 貴方の後ろ姿に目を瞑り(気付かれないようキスをした) 宇宙からの贈りモノ 曇天色の涙 貴方の魂は黒か白か 銀河中の光が集まって ずっと背中合わせだから 蠢いた瞬間、消え失せた 捨てたはずのモノだから もう二度と、ソレを瞳にうつさない 赤の液体も透明の液体も そんな後ろ姿はもう嫌だよ 死ぬ理由が欲しかった その優しさにも気付かずにいた ずっと背中合わせだったから(君も、何も、見えていなかった) ※「紅」の読み方は一応「あか」としていますが、ご自由にどうぞ メールで送る |