2015/12/16 03:18
一応長編はR-18を入れてないのですが、ちょっと大人の話というか、それっぽい仄めかしが端々にあるのでご注意ください。
暴力描写も何気に多いです。
その長編ですが、ちまちまと書き進め、一応何とか呂布伝IFを完結させる事ができました。
全37話の予定です。
ただしまだガタガタなので推敲をしなくてはなりませんが……
手直しが終わり次第、随時上げて行こうと思います。
以下、お話のはなし
長編ですが、主人公と張遼の距離が縮まるにつれてオリジナル展開が無駄に増えています。
原作のエピソードよりオリジナルの方が量多いじゃん!と思われるでしょうが、その通りです。
あと無駄に絡みも多いです。
陳宮とか貂蝉とか、果ては呂布まで。
突っ込みどころの多い妄想という名の捏造ばかりで、本当に申し訳ありません。
みんな主人公に親切すぎるよ!
恵まれた職場環境で羨ましいなぁ、などという大人のぼやきはさておいて。
疑問なのですが、当時の恋愛事情って実際どうだったんですかね。
当時は現代のように自然に出会って恋愛結婚に至るなどという事はほぼ無く、
親同士が話し合って相手を見繕ってきて結婚させる……みたいな感じだったとどこかに書いてありましたが。
とくに庶民ではなく士大夫層というか支配者階級では、本人の意思はどこまで反映されたのか疑問が残りますよね。
でもはじめから全く恋愛感情が無い政略的な婚姻て、夢小説という観点から考えると基本的に真っ向から対立しまうんですよね……。
もちろん、スタートが互いに義務感だけの婚姻で、そこから日常を通して夫婦の絆を深めていく……
という展開の創作もありますし、個人的にも好きなのですが、それはさておいて。
でも無双のゲームには、将星モードとかエンパ設定とかあるじゃん!
あれ本人に直接、想いを告げてるじゃん! しかもわりと長々と暖めたような密やかな想いを、ようやく吐き出すように……
なら、やっぱり自然に惹かれあう描写はアリだよね??
100%政略だけじゃ悲しいもんね?(自分が)
いや、でもやっぱりちょっとだけは時代的な要素も入れておこう……、そうしよう。
――というわけで、両方の要素を中途半端に取り入れた結果、作中のような形になりました。
時代考証と言えば、成人している士大夫層はもれなく既婚、つまり伴侶が居ると思われますが……、当然これも夢小説という観点から考えると対立する概念だったりします。
というのも、個人的には英傑は何人女を囲っていてもいいよとは思うし、主人公は愛人の一人という設定もそれはそれでときめくものがあるとは思うのですが、
「正妻は感情とか抜きにして義務的に娶っただけ。本当に愛してるのは主人公だけ」
ということを英傑に言わせてしまうと、女好き設定の浮気キャラならともかく硬派風なキャラにはそぐわないというか、不誠実だろ〜!!となってしまうわけであります。
その正妻さんも本当は別に好きな相手がいて密通してるとかいう設定でなければ、さすがに可哀相すぎます。
でも厳密に時代を考えるならば、女の浮気は許されないのでそれもどうかと思います。
つまり、
伴侶は英傑自身が惚れた一人だけ → 時代考証に即してない
女沢山、でも愛しているのは一人 → 時代的には合っているけど不誠実になってしまう
これはまずい……。
そして悩んだ結果、取った道は、
「書 か な い」
ということです。
つまり、ゲームに出ている登場人物以外、奥さんや家族についてはお話の中に書かない。触れない。
呂玲綺の母親についても書かない。
のちに息子が出てくるから絶対に居たであろう張遼の奥さんについても、存在に言及しない。
居るとも居ないとも書かない。
何かプライベートなことに言及する時も、あるかもしれない可能性を否定せず、どうとでも取れる表現にしておく。
……というのが、自分が出した結論でした。
終盤になるにつれそのへんが特に顕著になっていきますが、ご理解いただいた上でご自由に想像していただけると幸いです。
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