君の優しさに傷付いてばかりなのに
私は離れることすらできない。

どうせ叶わぬ恋だから
この感情に名前はいらない。


臆病な私は見守るだけで伝えることすらできなかった。


もう遅いってわかっていても
君に言わなきゃいけないことがあるんだ。


想いを伝えた胸に残ったのは虚しさだけだった。


もう一度…と伸ばした腕は歪む視界に遮られた。


君に恋をした。
長い長い初恋でした。




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