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「#エロ」のBL小説を読む
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「大好きって言って!」
『は···?』
「すんごい冷めた視線送ってくるじゃん」
『普通でしょ。で、なに?』
「ほら、拍手をしてもらったからさァ読者の皆様に「拍手ありがとう!」の意味で大好きって」
『大好き』
「··········お前さあ、もうちょっとないわけ?」
『もうちょっとって?』
「だからァ···なんか···こう·········なんかこうさァ···」
『ないんじゃん』
「鼻で笑うな。だってせっかく拍手してくれたんだよ!?なんかもうちょっと感情込めてとかあるだろ!?!?読者の皆様に感謝だよ!?!?何考えてんねん!!!」
『情緒大丈夫か』

「···ふう。とりあえず、お手本見せるから見てろよ」
『うん、わかった』
「みなさん、拍手ありがとうございます。いつも"麦わらの歌姫"を見て頂き大変恐縮でございます。これからもわたしたちが送る"麦わらの歌姫"をよろしくお願いします。応援よろしくね!───どうだ、コラ」
『大好き言えよ、そこは』
「大好き!」
『お前だって後付けじゃん!!!!』
「うるせえわ!!」
『つかなんでそんな丁寧な敬語なの。お前敬語使えたの?』
「使えるわ、失礼な。ルフィと一緒にすんな」
『あたし、カナとルフィを一緒にしたことないよ。だって全然違うじゃん』
「え、どこが??」
『頭が』
「それは何。中身の話?それとも髪の話?」
『中身』
「だろうな。」
『で、とりあえず、拍手ありがとうの気持ちを伝えればいいの?』
「うん」
『わかった───みんな、拍手ありがとう!みんなが拍手でメッセージ送ってくれたり、拍手してくれるのはとても嬉しい!どの作品を見たくてここに訪れたのか知らないけど、それでも拍手してくれるだけで作者のやる気は上がってるから!みんな大好きだよ!!!』
「··················」
『どうだ、コラ。文句あっか』
「なんかちょっと所々言葉冷たくなかった?」
『は?素直な気持ちでしょ』
「大好き〜は言ったな」
『言ったよ。で?文句は?』
「ないです。完璧です」
『敬語で話さなくても気持ちがこもってればよくない?』
「それはなに。敬語で話したことへの当て付けか」
『よくわかったね』
「テメー···」
「あ、おーい!何やってんだ!?サンジがケーキ焼いてくれたんだ!一緒に食おう!」
『はーい』
「ちょ、ルフィ!一緒に食おうとか言っておきながら口いっぱいケーキ詰め込んでんじゃねえ!!!こっちの分残しとけ!!」



拍手Thank You


「ほら、ティアナ」
『······んっ、美味しい!さすがサンジ君!ルフィありがとう』
「おう!」
「ルフィテメェ!!カナの分も食べたな!!?なんでティアナの分は残してんだよ!!!」
『ルフィ、あーん』
「あー······ん!んめぇ!」
「聞け!!!」




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