翌日、黒子と一緒に登校すると美琴は思い出したかのように口を開いた。








『そう言えば部活勧誘の時に出した紙って確か仮入部だったよね?てことは本入部の申し込みもしないといけないんじゃないかな?』

「そうですね。あれは仮入部の申し込みであって本入部ではなかったはずですし………これからここで頑張っていって試合に出るためには本入部しないといけません。本入部届けは誰にもらえばいいんでしょうか」

『顧問の武田先生か………あ、カントクが持ってるんじゃないかな?』

「成程。では休み時間にでも貰いに行きましょう」








そういうわけで美琴と黒子は休み時間になると一緒にリコのクラスにやってきた。








「…………本入部届け下さい」

「アンバビズノバニ!?」









突然の黒子の登場にリコは飲んでいたパックジュースを吹き出した。









『すみませんカントク………驚かせてしまいましたか?』

「虹村さんも一緒だったのね。まぁマネージャーはいないし黒子君も即戦力だし、ベンチに空きはあるから大歓迎よ」








そう言うとリコは本入部届けの紙を手渡した。








『有難うございます!』

「ただし!受け付けるのは月曜朝8:40の屋上ね!」

『え?』








月曜朝8:40………?










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