放課後、今日はリコが練習試合の申し込みに行っていて不在の為、主将が中心になって部活が行われていた。

美琴はタオルやドリンクを用意したり、練習の手伝いをしたりと走り回っている。

久しぶりのマネージャー業はやはり楽しいもので、こっちの方が性にあっているような気がした。








「おい、カントクどした?練習試合申し込みに行くとか言ってたけど」

「さっき戻ったっスよ。何かスキップしてたし、オッケーだったみたいスね」

「………!!スキップして!?」








部員からの報告に主将は表情を険しくした。








「オイ、全員覚悟しとけ。アイツがスキップしてるってことは………次の試合相手相当ヤベーぞ」







そうこう言っている内にスキップして鼻歌を歌いながらリコが体育館にやってきた。







「あ、カントク」

「ただいまー!!ゴメン、すぐ着替えてくるね。………あとね、"キセキの世代"いるとこと試合………組んじゃった………v」

「………!」

『え?』

「な?」

「………!?」







リコの爆弾発言に部員たちは困惑したまま体育館に残された。







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