2014/08/10 10:04 「珍しいね、シェゾがヘンタイ発言しないって」 「オレだって悪役だ」 シェゾは闇の剣を構えた。アルルは呪文を唱える。普段は漫才のようなことをしている二人でも、一応は敵同士なのだ。二人は互角の勝負を続ける。 アルルは石に躓いて転んでしまう。シェゾは一瞬の隙を付いてアルルの懐を狙う。アルルはバリアを張って攻撃を防ぎ、アイスで反撃した。 「シェゾ、楽しんでる?」 「どの口が言う」 「そうだね。ボクも楽しいよ」 「地面はいい迷惑だな」 「町で暴れるよりかずっとマシだよ」 紙一重の攻防が続く。アルルの魔力が尽きかけたとき、痺れを切らしたカーバンクルが二人の勝負に乱入してきた。昼からしていた勝負はいつの間にか夕方になり、見学していたカーバンクルのご機嫌が斜めになったらしい。 シェゾは舌打ちをする。いくら飽きたとはいえ、あまりにもタイミングが良すぎる。アルルは空を見上げてずいぶんと熱中していたことに気付いた。 「シェゾ、ごめんね。また今度続きをしよう」 「そのときは二人きりでするぞ」 「やーだよ」 更新サボりまくってごめんなさい…。 comment (0) |