2021/02/10 Wed 01:54:04
今回、本夜は納期に余裕がなく選べる装丁に幅がなかったのであまり話すことはないのですが、明滅については考えていた装丁を全て再現できたのでかなり満足しております。 印刷所様で黒上質紙にスカイブルーの箔押しをしてもらったあと、家で小口染めを実施しました。 この表紙はイベントで箔押しのサンプルをもらったことがきっかけです。すごく惹かれてこの装丁で本が作りたい!と強く思ったので印刷所様は一番最初に決まっていました。 しかしながらその装丁にはあまりオプションがなかったので小口染は自力でやるしかなかったのですが…… 小口染めの方法については調べても全然出てこなかったのですが、工場の塗装風景を公開しているブログがありそれを見て自分でもできると思い実施を決めました。そこから2週に渡って試験を行い、クオリティ面で問題ないと判断してから本番に踏み切っていますので1月の休みはほとんど小口染めにかかりっきりでした。 ぶっちゃけ塗装より塗装した際に小口以外をいかに汚さないかに苦心しました。 最終的に3冊ごとに紙を切って作ったカバーをかけて汚れを防ぎました。PP加工をしていないので汚れると取れません。紙で隠れないところはマステを貼っていますが、マステも剥がすときに気をつけないと色々持ってかれるのでマステの貼り剥がしが一番緊張しました。 また価格の調査で一応印刷所の相場も調べたのですが今回の装丁で小口染をしてくれる印刷所はほとんどないようだったのでその点においてもかなり満足しております。 正真正銘馬鹿の装丁です。オンリーワン最高!
小口染準備も時間かかってますがその合間に伏五の原稿もしてコピー本製本やペーパー作成、ノベルティのしおりも用意したので入稿後の準備のがめちゃくちゃ大変でした。 基本土日休みの仕事ですが23日が仕事だったりとスケジュールカツカツの中なんとか思う形で頒布に望めて本当によかったです。 おまけ本も紙にこだわり遊び紙を入れ小口を化粧断ちしたため、通常のコピー本とは違うハイクオリティなものになったと自負しております。 ……さっきから自画自賛の嵐ですが本当に大変だったのでこの件に関しては自分で自分をたくさん褒めたいと思います。 とにかく1月はずっとイベント準備一色で本当に走り切ったという感じです。明滅は通販で事前予約を受け付けてイベント次の日に発送するなどしたので、イベント後もバタついていましたし本当に1月ずっとって感じでした。 友人も手伝ってくれて、友人がいなければ多分色々ここまで充実した内容にはできませんでした。本当助かりました。ありがとうございます。
と、ずっとここまで本の外見と準備について語っておりましたが内容についても少しだけ。 本文9月から書いてます。1章は9月にはほぼ完成しており3章は10月、残りもほぼ11月にはできておりましたがWeb版を引き継いでいる2章のテコ入れに最後まで難航して2章は1月になっても手を入れていたと思います。すごく時間かけて書いています。あと4章もかなり悩みました。プロットから脱線しまくり頭を抱えました。プロット大事。これ本当。 しかしその間何度も読み返して文章を修正していたので、かなり読める文章に仕上がってきたのではないかと自分なりに考えています。 文章の美しさは小説に一番求める要素なので、自分なりの文章の良さを全面に出せていたらいいなと思います。 細かい内容に深く言及すると多分ボロが出るので読んだ方の感性にお任せしたいと思っています。 答え合わせのようなことはしませんので思う存分隙間産業してください。そしてそれを私に教えてくれるとすごく喜びます。 …… 最後に、色々とぶっ飛んだ内容でしたが、自分なりの3人の答えなので全編通して楽しんでいただけたら嬉しいです。 またむにゃむにゃといっぱい書いてしまいました。読んでいただきありがとうございました。
イベントお疲れ様でした。
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