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※名前変換ありません
「ふわぁぁあ…みんなおはよー」
さっきまでいつもと同じ、気持ちのいい朝……のハズだったのに…
なんでこうなるんだコノヤロー!!
今オレの隣、というか右腕にはマルコが纏わりついている。
『あの〜…そろそろ離れてくんない?』
「やだよい…マユと一緒に居たいんだよい」
マルコは男らしい顔のくせに仔犬みたいに目をうるうるさせて甘えてきた。
あれ、幻覚かな、マルコに垂れ下がった犬の耳が……
目を擦ってみたけど耳が取れてなかった。
なんか可愛いからやめろ。
そしていつも隙あらばくっついて来ようとするエースはオレから少し離れた所の壁に凭れて腕を組んで此方を見ている。
『……あの、エース?なんか用なのか?』
「……別に。羨ましいとか、お、思ってねぇし!!」
『羨ましいのか…』
「だっ、だから違ぇって!!」
『はいはい。』
「っ!?」
ちょっとからかってやるとエースはまんまと顔を赤らめて必死に言い訳していた。
「……マユ、俺にも構ってくれよい」
『ぐふっ!!』
なんだ、これは…!?
未だかつて、このパイナポーにこんなにも萌えた事はあっただろうか。
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