サンドイッチとコーンスープ


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「…ウルム、いる?」
「うーん…ロマンクン?どうしたんだイ。」

 コンコン、ととある研究員の部屋のドアがノックされる。ソファの上で猫のように丸くなっていた部屋の主―ウルム=フォーダムがドアを開けると、そこにはひょろりと背の高い同僚が立っていた。ロマン、と呼ばれた彼は、片手に布のかかった白い平皿を片手に、上から覗き込むようにウルムに声をかけた。

「お昼だよ。ご飯食べた?」
「あァ…もうそんな時間なんだネ。ご飯はまだだヨ。」
「じゃあ、これ。」

 ずい、と皿を差し出され、白い布が取られる。そこには三角に切られた白パンが2対と、蓋のついた白いマグカップ、そして銀のスプーンが乗っていた。ほんわりとマグカップから暖かさが伝わってくる。

「えーと、コレは?」
「君のお昼ご飯だけど?」

 当然のようにロマンは言う。その表情は、いつも通りの真顔。白パンの間に挟まっているのは緑のレタスに、黄金色のかぼちゃのペースト、そしてチーズ。普段あまりものを食べないウルムにとって、少しそれはボリュームが大きいものだった。

「うえ…ボクの見間違いじゃないなら、これ野菜入ってないカナ?」
「君がかぼちゃなら食べられるって言うからこれにしてみたんだよ。一口でもいいから、どう?」

 こっちはコーンスープね、とマグカップの蓋を開けたロマンの前髪に、ふわっと甘い蒸気がかかる。湯気の状態を見るに作りたてなのだろう。そういえばよく見ると、いつもの白衣ではなくエプロン姿だ。ここまでされては食べないのも悪いか、と思ってしまい、まぁ入りなヨとウルムは入室を促した。


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レゴさん宅ウルム=フォーダムさん
お借りしました。
都合が悪い場合パラレルとして扱ってくださいませ。



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