震えたおはよう、の四文字
わかってくれとは言わないよ
よじれたハートに矢は刺さらず
宛先はごみ箱でも
恋にまかれた愚かな少年
短い季節は重く尾をひく
スカイブルーよ、消えないで
触れると痛いぐらいに
ねえ、こんな僕だけど
ただいま青春中

街の灯りが瞳を照らすなら
花びらが土に還るように
せめて幸せでいて
果てのないこの問答
君に一番忘れてほしい
今日を生きてく理由になる
傷痕にしないで
しかし永遠でもあるような
セピアに染まった彼女
このフェンスから手を離したら

錆びついた手のひら
すがるように震える指に
答えは、出ないまま
いっそ心ごと深く、なんて
傷みだした脳みそ
悪夢に例えてみたとして
お嬢さん、手遅れですよ
彩りは消えた
その瞬間からはじまっていたというのに
サヨナラ、ボク


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