▽ 朝っぱらからダジャレを言う伊月君
プルルルル―…
朝っぱらから携帯電話が鳴り響き、私は寝ぼけ眼をこすりながら電話に出た。
「もしもし」
『おはよう。ってもしかして、まだ寝てたの?』
「まだって言っても6時30分ですけど」
バスケ部は朝練があるから普通かもしれないけど、私にとっては"まだ"6時30分。
貴重な睡眠時間を返してくれ、と言いたいところ。てか、こんな朝っぱらから何で電話をかけてきたんだコイツは。
「で。何の用なの?用がないなら切るよ」
『布団が吹っ飛んだ』
ブツン。
私は勢いよく電源ボタンを押した。
まさかとは思うが、ダジャレを言うために私に電話してきたんじゃないだろうな?いやまさか!
プルルルル―…
『急に切るなんて酷いな』
「酷いのはどっちだ。朝っぱらから意味不明なことを言いやがって」
『こらこら。女が"言いやがって"なんて言うもんじゃないぞ』
「誰のせいだっ!」
『え、もしかして俺?』
「何故驚く。てか、まさかとは思うけどダジャレを言うために電話をかけて来たんじゃないでしょうね?」
『え、いやー…』
「…図星か」
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黒子のバスケの伊月俊。初です。
口調が良く分からぬ。ぐぬぬ。
思いついたダジャレを真っ先にヒロインに言うところとか可愛いな。
(2012.06.11)
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