小ネタ | ナノ


▽ 鬱陶しい黄瀬君


「凛っちー!一緒に帰ろっス!」

「断る!」

「なんでっスか!」

「生徒会で忙しい」

「今はテスト期間中っスよ。テスト期間中ぐらいゆっくりしたほうがいいと思うんだけど」

「そういうわけにもいかないの。テストが終わって1週間経ったらクラスマッチがあるでしょ?皆が楽しく出来るように色々準備しないといけないのよ」

「……」

「てことでとっとと帰った帰った。私は今から生徒会室に―…」

「凛っちー!」

「なんで抱きつくんだ離れろ!つーか暑苦しい!」

「俺になにか手伝えることあるっスか!?」

「ねーよ。帰れ」

「ひどいっス!」

「酷くてもなんでも良いから離れろ」

「……」


しょんぼりした黄瀬は手の力を緩めて凛から離れた。


「生徒会の仕事を頑張っている凛っちは好きっス。でも、あんまり頑張り過ぎないで欲しいっス」

「…涼太?」

「頑張り過ぎて倒れたりでもしたら俺…」

「―…んなヤワじゃないわよ私は」


くるりと黄瀬に背を向ける凛。


「―…まあ、もしも倒れた時は涼太が駆けつけてくれるんでしょ?」

「……」


暫くしても返答がない黄瀬に不思議に思って振りかえると、


「凛っちのデレが!デレが!」

「うるせええ!もうお前は帰れ!!」

「嫌っスよ!もしも凛っちが倒れたら俺が駆けつけるんスから!」

「さっきのセリフは忘れろおおおお!」


++++++++++++++++++++++++++
後書き

初黄瀬夢。
キセキの中では一番好きです。
最初は全く興味がなかったんですが桐皇戦で好きになってしまった。
好きなクセに扱いが酷いのは愛あるゆえです←

ちなみに
伊月、黄瀬、高尾が好きです。
(2012.07.07)
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