10
 





「つうか、会長はどこ行ったんだよ」


すると今まで黙って食べていたれんちゃんがめんどくさそうにそう言った。
あ、れんちゃん食べ終わったのね。てかもしかしてデザート食べようとしてる?れんちゃんどんだけ食うの


「部屋に荷物置いてすぐにどっか行っちゃったんだ」

「ほっとけよ。のんや七瀬たちじゃねえんだし心配することねぇだろ」

「「どういうことだよ」」


ひーくんのその言葉に不満を持ったのは俺だけじゃなかったようで、七瀬先輩とハモってしまった。
柏木先輩はそんな俺たちを微笑ましそうに見ている。天使。


「そのまんまだろうが」

「何で僕がのんたんと同等なのさ。確実にのんたんの方が危ないでしょ」

「あいつはばかだからな」

「なにそれ二人ともひどいんだけど」


どうやら七瀬先輩が不満だったのは俺と同等の扱いをされたかららしい。
それはどういうことよひどくない?



前へ 次へ

 
戻る
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -