僕はあの人が大好きでした。
今でも大好きかもしれません。
でもあの人は僕のものにはなりませんでした。
あの人には好きな人がいました。
どうしてでしょう。
悲しくはありません。
でも不思議なことに胸に違和感が残るのです。
痛くはありません。
きっと疲れが溜まったのでしょう。
休めば収まります。
時間が経てば戻ります。
だから心配しないで下さい。



そう言って黒子っちは目を逸らして瞼を閉じた。
寝たのか、それとも寝たフリなのか。そこまでは俺にはわからない。わからない方が黒子っちの為にもいいだろう。
どうしてそんなことを言ったのかはわからない。
俺が黒子っちを好きだと知ってのことなのか。
青峰っちがが俺を好きだと知ってのことなのか。
どちらにせよこちらはとばっちりである。

(俺は妬まれたのか、それとも予防線でも張られたのか)



まったく、
被害者面して酷い人である。


つかれたようなひろう
(披露するような疲労じゃないっスよ)(憑かれたように疲れたのです)
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