ザーザーザーザー




『照る照る坊主ゥ〜照る坊主ゥ〜あーした天気にしておくれェ〜』


〜〜♪〜



「何を歌ってるの??」



朝からっていうか、3日ぐらい前からずっと雨が降っていて、
結野アナが言うに梅雨入りしたらしい




『照る照る坊主の歌ですよ??知りませんか??』




雨は嫌い


だからやんで欲しくて気晴らしに歌を歌いながら作っていた




ら、ザッキーと沖田さんが一緒に来た



「聞いた事あるけど、そんな歌だっけ??」



『違いましたっけ??…まァ歌えればなんでも良いですよ』




要は、どれだけ気持ちがこもってるかですよ

うん。








『2人は休憩ですか??良かったらお茶入れますね』

棚からコップを出してお茶を入れる



「ありがとう…それにしても作り過ぎじゃない??照る照る坊主」



机の上には、私の作った照る照る坊主が山の様に積み重なっていて
後少しで雪崩が起きるかも、と言うくらいの高さになって来ている



『屯所中に吊そうと思って、【下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる】ですよ』




「どんだけ嫌いなの!?」

俺はそこまで嫌いじゃないけどなァ〜




と、呟いたザッキー!!
最もなツッコミありがとう御座います





でも、雨がずっと続いたら私達女中はとても大変なんですよ



まず、買い出し(主にマヨ)行くのも一苦労だし
ずっと降っていたら掃除だって面倒な事になる


そして何より大所帯で生活しているから
1日でも洗濯が溜まってしまうとえげつない事になってしまうのだ




『それでもまだ、簡単に雨が好きとか言いやがりますか??』



「ゴメンナサイ」





苦笑いしながら謝るザッキー

女中に梅雨は天敵ですよ本当。





「(ジー)……。」





………??

何だろ、さっきからずっと沖田さんにガン見されてる気がする


何て言うか、無言の圧力的なモノを感じる



『…な、なんですか??』





もしかして顔に何か付いてますか??



あァ!!分かった


私の余りのに美しさに見とれてしm「んな訳ねェだろィ」……ですよねー







「(ジー)…………。」
 




な、何なんだァァア!?


また何も喋らなくなっちゃったよ!!
最近の沖田さんは、少し変な気が…??











「咲夜ちゃんテレビわざと付けてるの??」




ずっと何かのドラマの再放送が流れている



『1人だと静かだったので適当に付けてたんです。』



飽きたから最終的に歌ってたけど



「そうなんだ。変えて良い??」



『OKでーす』


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