ピンポーンピンポーン




何度鳴らしても奴は家から出て来ようとしない

コレは私への挑戦状か…




ピンポーンピンポーン




…そう言う事なら良いだろう!!
受けて立つ!!


どちらが諦めるか根競べだ!!




『……スゥ〜…ハァッ!!』





ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンー…







「煩せェェエ!!金何て無ェッつってんだろォォオがァァア!!クソババァァア!!」




やった!!勝った!!

遂に観念し奴はとうとう家から姿を現した




「…あれ??お前はー…」




奴は私を見ると少し驚いた顔をして私の言葉を待つ




私はフッと笑って奴の目を見た、そしてーー…






『第2回!!チキチキ、…突撃!!隣のお部屋ほーもーん!!イェーーーイ!!!!』




「イェーーイ!!!!…じゃねェェエ!!」


バシッ!!


『痛ァァア!!えっ??何??めっちゃ痛かった!!』




スパーンッて頭叩かれた!!





あれ??こないだも似た事あった様な…
デジャヴ??








「痛〜じゃあ無ェよ。何??さっきまでの一昔前の小説みたいな奴!?何かすっげーイラッとしたんだけど」





『なんとなく』





雰囲気作りをしただけですよ


ヤダなー




アハハハ〜

















「で??いきなりどーしたの咲夜ちゃん」




場所が変わってソファーで部屋をキョロキョロしてたらダルそうに聞いてきた


そんなあからさまに面倒くさい顔されたら
いくら私でも傷付くんですけど



『ヤダなァお宅訪問ですよ〜』




さっきも言ったじゃないですか〜



そう言えば万事屋に来るの初めてだなァ〜




ウロウロして色々漁ってたらテレビの裏から
なんか怪しい本とかビデオが見付かった


……………






「オイ、あんま漁んなよォ〜…ってオィィイ!!何見てんの咲夜ちゃァァアン!?」





『大丈夫大丈夫。銀ちゃんも男だもんね…分かってる分かってる』




…嫌、分かってるよ??
銀ちゃんも男だし??
て言うか私が散々期待してた感じなんですけどね??


いざ、本当に持ってたらなんかこう

分かってるんだけどなんかこう…



『…ケッ』




「どの辺が分かってんの!?全然大丈夫じゃないからァァア!!鏡見てみ!?ゴミを見てる目だからそれェェエ!!」




『…分かってるって言ってるじゃないですかァ〜。て言うかゴミに失礼ですよ』




「ゴミ以下ですかァァア!?」





嫌、本当に分かってますよ


こんなの近藤さんの部屋からそれ以外に隠し撮り写真とか色々出て来た時のショックさに比べたら可愛いもんですよ…アハハ



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