【…付き合って下さいー…】





一昨日って言うか昨日の夜中って言うか
皇子に…こ、告白されちゃいました


されちゃいましたってホワワーンと言ってますが
本当にコレでもビックリしたんですよ??


なんたって私に告白して来るチャレンジャーな人
なんてめったに居ませんからね





今すぐに返事はいらないからと
返事は皇子が星に帰るまでにする、と言う事で纏まった









昨日は近藤さんが色々合って疲れただろうからと
1日休みをくれました



本当に有りすぎてビックリです










そして昨日の夜土方さんに聞いた事で、
1週間を予定していた江戸滞在は予定が少し早まって
今日の夜には米リカ星に帰る事になったらしい



…つまり、今日返事をしなくてはならない




そして極めつけに沖田さんは今日は待機


なんでも皇子の希望らしい
攘夷浪士も捕まえたし最後は私と2人でいてみたいって……ェェエ!?



『マジッスか!?』



「マジだ。…頑張って来い」



そんなバナナ…あっ間違えた、そんな馬鹿な…






















『えっ、私の好きな場所ですか??』



そして今日、私なりに緊張して皇子に会えば
いきなり私の好きな場所を案内して欲しいと言われた


…返事はまだ良いと言う事でしょうか??





と言うかずっと思ってだけど
皇子中々のマイペースですよね


沖田さんと良い勝負じゃないですかね






「はい。お願いします」





う〜ん…
私の好きな場所ねェ


…甘味屋??はもう行ったし、買い物は好きだけど
特別好きな店も今の所無い




沖田さんに聞こうと思っても
今日はいないし…









ん??沖田さん??




『それだっ!!』


「??」







『ここですッ!!』



ジャジャーンッ!!






目の前には【真選組屯所】と書かれた看板





そう!!私の好きな場所その名も【真選組】!!











……ベタとか思いました??
しょうがないんですよ

ここしか思い付かなかったんですから、アハ☆



逆に良いことですよね
住んでる所が好きって事は





『近藤さん達には連絡してあるので遠慮しなくても大丈夫ですよッ!!』




さァ、れっつらごー












『失礼しまーす』



最初に案内したのは女中と言うか女の戦場食堂




「おや咲夜ちゃん、お帰り」



『ただいまでーす…ってお菊さん、気合い入れ過ぎですよ』




食堂に居たお菊さんはいつもの仕事用の服じゃなくて
お出掛け用の服だった


皇子が来るからって何でお菊さんが気合い入れた格好してるんだ



「そうかい??こんなもんだよ、ねェ皇子??」




「はい、とても似合ってると思います」





皇子に堂々と同意求めれるのはお菊さんしかいないだろうなァ



皇子も
何だかサラッと言える所が馴れを感じますよね





その後も、庭とか道場とか思い付く場所全部を案内した






「ワンワンッ!!」



『皇子凄い!!マコちゃんが懐いてる!!』



そして今は縁側でマコちゃんと3人??で休憩中〜



吠えながら皇子の側から動かないマコちゃん


真選組の中でも私とお菊さんにしか
あんまり懐かないマコちゃんが何故か皇子に
めっさ懐いてる



一緒に居る沖田さんには、全然懐かないのに何でだろう…??



やっぱり悪意を感じるのかな…?








ドッカァァン!!


「ッ!?何の音ですか!?」




『あー…大丈夫ですよ。いつもなんで』




私はもう馴れましたが
やっぱり一般ピーポー(じゃないけど)はビックリしますよね




「死ねェ!!土方ァァア!!」



「何でだァァア!!テメェが死ねェェエ!!」




はい、お馴染み土方さんと沖田さんでしたー






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