将軍とのお食事会が終わって

皇様は将軍とどこかに行ってしまった




つまり皇子も役割?を果たして暇になりました


ハイ
そんな訳で咲夜ちゃんの出番ですッ!!






まァ私的には皇様と一緒にそのまま行動してくれたら楽だったのになァ〜とか思ってたら


土方さんに頭叩かれました



『痛ァ!?何でいきなり!?』


「お前がアホな事考えるからだ」


『だって本当の事じゃないですかァ』




皇様と皇子が一緒に居たら私も楽だし
土方さん達も護りやすいに決まっている




「そりゃあそうだか、…それは俺達の都合だ、アッチはそんな事関係ねェだろ」



そんな物だ、と言って土方さんは隊士の皆に指示を出しに行った







何でも皇子はただ付いて来ただけで
お仕事とかは一切関係無いそうです




皇子が暇な時の相手とか嘘でした


さっきの食事会は言わば、オプションらしい




だから今回は必要最低限の事以外は江戸を楽しみたいと皇子の要望だそうだ



皇子様ともなるとめったに遊んだり出来ないんだろうなァ


とか思うので出来るだけ皇子に楽しんで貰える様に頑張ろうと私は思いました。


アレ??…作文?









『えっと‥どこか行きたい所などは有りませんか??』

場所が変わって皇子と待合室的な所でコレからどうするのかの質問




案内するにしても
皇子の行きたい所が分からなかったら意味が無い



一体どんな所に行ってみたいんだろう…



私が知ってるのは


銀ちゃんと行った甘味屋とか
土方さんのマヨを買いに行くスーパーとか
沖田さんが良くサボってる公園とかしか分からない




本当に私が江戸を案内して楽しめるのか、
かなり不安だ





「咲夜さん、で良かったでしょうか??」



カイ皇子が私の名前を確認するように呼んできた


さん付けとか初めてだから何だか変な気分






『はい、そうです。これから暫く宜しくお願いしますカイ皇子。』




初めにした挨拶は無かった事にして

改めて自分的に100点の笑顔で挨拶をする


やっぱり何事に置いても第一印象が大切だよね






「此方こそ、宜しくお願いします」


皇子もニコリとした笑顔で返してくれた




あ、この人ー…






「江戸に来たのは初めてなんです。今日をとても楽しみにしてました」



『そうなんですか??…では楽しんで貰えれば嬉しいです』





江戸が初めて…

なんかめっちゃ期待されて、る??
責任重大??


どどど、どうしよう




もしコレで楽しく無かったら

もう地球とは仲良くしない!!…とか無いよね!?




あ、ヤバい…
なんか帰りたくなってきた…





と、取り敢えず!!
皇子がどこに行きたいかを聞かないとだよね!?



落ち着け〜私
私はやれば出来る子だ!!



『お、皇子はどこに行ってみたいですか?』






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