買い物帰りに変な人を見かけた



お店の前で窓ガラス越にジッと中を見ていて
そこでずっとブツブツ何か言っている


変質者??土方さん達にに連絡した方が良いのかな‥‥

とりあえず少し近付いて様子を伺ってみる




「あ″〜くっそ見せ付ける様に食いやがってコノヤロー‥‥俺に食わせろそのパフェェェエ!!」





『‥‥‥』




この人は変質者じゃなくて多分マダオ(真面目に仕事しないだらけたお兄さん)だ













シュッシュッ‥‥キュッ



『完璧!!』




ここに来て1ヶ月最近やっと1人で着物を着れる用になりました!!

始めはお菊さんに着方から帯の結び方まで手伝って貰っていだけど‥‥‥うん成長した!!




『お菊さん!!見て下さいよコレェェエ!!凄くないですか!?』




「あらまぁ、上手に着れる用になったじゃない。良く頑張ったねェ」




そう言いながら頭を撫でてくれた


『!!‥‥エヘヘ』




お菊さんは何だかお母さんみたいで安心する




「少しめかしこんで、どこか行くのかい??」



今日はいつもの女中用の着物ではなく
お出掛け用の着物




女中は普段から色々と仕事が多いので中々休みが取れない
だから貴重な休日にどこにも行かないのは勿体無い



『はい!!知り合いと少し出て来ます』




気をつけて、と行って見送ってくれたので笑顔で行って来ます、と言って屯所を出た










「いやァ、マジで助かったわ咲夜ちゃん。新八達が煩くてよォ最近全然食えなかったんだわ」





パフェうめェェエ!!とさっきからひたすら食べているのはこの間知り合ったマダオこと銀ちゃんだ



「その説明やめてくんない??銀さん違うから、れっきとした社会人だから一応社長だから」





『名前だけで何も無い人を世間は社長とも社会人とも言いませんマダオ(マジでだらけ過ぎな男)と言います。』




「‥ひでェェエ」








皆さんお分かりの用に今日は銀ちゃんと甘味屋に来ています










この間店の前で窓ガラス越にへばりついてたのを見てた時をキッカケにお互いに甘味が好きと言う事から友達になりました


そして何故か一緒に甘味巡りに行く事に


地味にこっちに来て初の友達なのでちょっと嬉しかったりします








『でも良いんですか??新一君にバレたら怒られますよ??』




良いんだよ、と言ってまたパフェを注文する銀ちゃん



『それにしてもここの甘味どれも美味しいですね!!』



あまりお客が多い訳でも無いけどこの店の物は全て凄く美味しい
穴場と言う奴だろうか



「だろ〜??この俺一押しの店の一つんだぜ??」




クリームがよォと話す銀ちゃんは恐らく凄余程な甘党なんだろう


普段死んでる目が数段輝いている






私も中々の甘党だと思ってたけど銀ちゃんと比べれば比でも無い気がする



銀ちゃんは友達と甘党仲間の
ダブル1号だおめでとう









((また甘味巡りしましょうね!!))


((おう!!任しなさい!!))



12.7/9修正


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