『真っ赤なおっ鼻っのォ〜トナカイさっんっはァ〜いつ〜も皆っのォ〜笑いもっのォ〜!』



ルンルン気分でツリーに飾り付けをしていく



『でもっそのっとっしっのォ〜クリスッマスッの日ィ〜』



「…ったくどんな時でも騒がしい奴だな」



『嫌々、逆に今日騒がないといつ騒ぐんですか!?今日テンション上がらない人は邪道ですよ?』



「常に煩ェだろォが」




「土方さんは自分が一番楽しみにしてるのを気付かれたく無ェんでィ…シャイボーイ気取ってんでさァ」



「総悟テメェ…病院に送り返してやろォか」



刀を抜いて怒る土方さんを無視して沖田さんは煎餅をかじってテレビを観ている






今朝退院した沖田さんのお陰でまた土方さんの怒鳴り声が今日1日だけで良く聞こえる様になった


そんな屯所を懐かしいと感じてしまうから、少し笑ってしまう








「そんなニヤニヤしてもどうせ土方さんからはプレゼントなんて無ェぜ?」


「俺からはって何だよ、総悟は用意してんのか?」



さも驚いた顔で沖田さんを見る土方さんと同じで、私も驚きながら見る



「何で俺が渡さねェといけ無ェんでさァ、寧ろ逆でィ」






まさかの逆に私にプレゼントを出せと言って来た






『え!?…あ、じゃあこないだ買ったジャンプ!アレがプレゼントって事で』




確か中身が幾つかクリスマスネタだった気がする




「オイ、何マガジン以外の漫画買ってんだ」



マガジン派の土方さんはシカトして2人で煎餅をかじる










『そう言えば近藤さんは?』




同じ様にハシャぎそうな人が居ない
さっきまでそこら辺に居たのになァ…




「近藤さんならサンタコスして姉御の所に行きやしたぜ」



『妙ちゃんの所…またストーカーですか…』




こんなに寒いのに良くやるなァ…妙ちゃんも大変だな、




「ったく、ストーカーする暇が有るなら仕事の1つでもやって欲しいモンだ」



「ったく、クリスマスに仕事なんて詰まらねェ人でさァ」



「お前は常に仕事して無ェだろ」






『そーですよ、土方さんだってそんな事言ってサンタさん信じてるでしょ』




「信じて無ェよ、つーかお前は信じてるんかい」




『えー…だって今朝近藤さんが、』











「咲夜ちゃん、今年のクリスマスはサンタさんがきっと来てくれるぞ〜!プレゼントは何が来るかなァ〜?」





『えー…、あっ!どう森!ゲームの“どうして皆森から逃げるの?”ってゲームが良いです、3DSのやつ!』




「ガハハハッ、俺に言ってもなァ!サンタさんに頼まなくっちゃな!」




『きっと大丈夫ですよォ〜』









『…って事があったから大丈夫ですよ、ゴリラサンタが来てくれます』



「お前3DSなんて持ってたっけ?」



『持って無いですね、…でも明日には両方揃ってる気がするんです』



「確信犯」



『えへ』



だって欲しかったんだもん
普段何も買わないし、近藤サンタも聞いて来てくれたし、じゃあ頼んじゃえ!って感じで









『あ、…でも前に銀ちゃんがサンタとトナカイと3人で飲んだ事あるって言ってましたよ』




なんでもその後、ある女の子の優しかった頃のお母さんと、妹だか弟だかを届けたって言ってたな




「何でアイツがサンタと飲み友なんだよ、ある訳無ェだろ」



「つーかまずトナカイ酒飲め無ェだろィ、仮に飲めても飲酒運転でさァ」



『えー…』



まァそうなんだけども、そんな的確にツッコミ入れられると何も言い返せない




『夢が無いですねェ』



「近藤サンタ利用してるお前に言われたく無ェわ」



『違いますよ、ゴリラサンタです?』



「聞くなよ」




「結局どう転んでも近藤さんの財布は氷河期突入でさァ」






(朝起きると、どう森と3DSが枕元に有りました)


(ありがとう、近藤サンタ、ゴリラサンタ)





********

メリクリ(*´▽`*)!


3DSもどう森もどっちも本当に欲しい!w





[*prev] [next#]




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -