チャールズ・グレイの暗殺を任され、彼の元で近侍として潜入を始めて3日。











正体がバレないように、真面目な近侍として仕事を淡々とこなしていた。






3日勤めて分かったことは、チャールズ・グレイは女王秘書武官という大層な肩書きに似合わず、精神面でとても幼い一面がある。






貴族の子供として甘やかされて育った所以かは知らないが……。
正直、父の仇として長年追い続けた彼の姿とはかなりかけ離れたギャップを感じていた。








しかし、自分より下の者を見下す冷眼や非凡な剣の腕は、まさにあの日の彼であった。









とはいえ、彼も女王の執事。
並の貴族とは違い、忙しい彼のスケジュールを調節するだけでも至難の業だった。






チャールズ・グレイの隙を狙う中、近侍としての激務に追われ、気付けばあっという間に一日が終わりを迎えていた。








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