グレイ邸の広い秘書室にグチャグチャと卑猥な音が鳴り響く。
名前の乳房を何度も揉みしだきながら、後ろから突き上げてやると思い切り締め付けられた。
「あ…っあああぁっ!」
『……っ誰かに見られるより、君の声が廊下のメイドに聞かれるのが先かな』
快楽に身震いする姿が可愛くて、その小さな背中に顔を埋める。
その肌から彼女の匂いを感じながら、この子をずっと一人占めにしたいと思った。
***
数年ぶりに会った彼女は、とても幸せそうには見えなかった。
原因は左手の薬指をみたとき、すぐにわかった。
その姿をみたとき、薄幸の彼女を自分の手で幸せにしてやりたいと思うようになった。
彼女を苦しめる指輪の持ち主を何度も呪った。
欲しいものは欲しい。
その想いは日に日に強くなり、遂に実行にうつすときがきた。← → ページ数[2/3]
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