start the game without him.










セナおよびアイシールドくんは、現在夏彦くんと共に長野行きのバスに乗ったという悲報が届きました。



「こりゃ試合開始まで間に合わねえな。」



ヒル魔さんがそう言うと誰かに電話をし始めた。
まもりさんに聞いたら賊学の葉柱さんっていう人らしい…賊学ってことは不良、だよね?
そんな人に頼む、いや強制的に行かせたんじゃないかと予測した。






「いい加減にしやがれ、この糞デブ!」

「?!ヒル魔さん?」

急に大声を上げたかと思うと栗田さんの胸ぐらをつかむ栗田さん。
どうやらセナがいないことによって何か揉めているようだった。

「アイツの力だけでクリスマスボウルまで勝ちあがれると思ってんのか!」

「それは…」

「ちょっとヒル魔さん…!」

「いいんだ、夏南子。ほっとけ」

「カズちゃん…でも今喧嘩してる場合じゃ。」

大丈夫だ、とカズちゃんが行く手を阻むと思ったらモン太くんや大吉くんが栗田さんを勇気づけ始めた。
そしたら浩二くん達も続くように励ますと栗田さんも気づけばさっきまでの弱気な顔はどこかへ消えていた。

すごい、カズちゃんの言うとおりやった。
なんだかんだでヒル魔さんがあぁやって叱咤したのも栗田さんを元気づけるためだったのだろう。



「…男の子ってほんまにわかりづらいわ。」

「??どうかした、カナちゃん。」

「えっ、ううん!なんでもないです!」

「糞関西人!!!テメー何してやがる、持ち場に行きやがれ!」

「は、はーーーい!」










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