そんな真っ直ぐなところに惹かれたんです。



「宮地は今日も自主練?」

「ああ。」



インターハイも終わって、部活も一段落したのに宮地は今日も自主練をするみたい。
部長として、後輩達を引っ張って行かなきゃいけないからだと思うの。
わたしは弓道のことはよくわからないけど宮地が頑張ってるのが伝わってくるから、自然と応援したくなる。



「頑張ってね!あとで差し入れ持っていくから。」

「む…助かる。」



好きな人と一緒にいられないのは寂しいけど、宮地が頑張ってるのが分かるから。
彼女として、宮地を支えたいって思うの。



* * *



「宮地、差し入れ持って来たよ!」

「ありがとう。」



宮地は、わたしが声をかけると練習を中断させてわたしの方に来てくれた。



「今日は、ワッフル作ったの。生クリーム、たっぷり入ってるからね!」

「本当か?」

「うん。」



嬉しそうに食べてくれるのが嬉しくて。
作りがいがあるって感じるの。



「見てても、いい?」

「ああ。」



差し入れを食べおわって、宮地はまた練習を再開した。
許可をとって、宮地の練習を見る。
凄く、力強くて。
見るたびに、惹かれていく。
好きだなって、余計に感じる。
こういうところにどんどん惹かれていって、好きになるんです。
だから、責任とってくださいね。



"そこが好きなんです"



end



2011.11.10



いつもとは違う感じで書いてみました。
宮地のキャラ掴むの難しい…






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