▼▲先生と一緒




(注意)
これはセフィロス夢の学生時代パラレルです。
クラスはソルジャークラスとタークスクラスとあります。

ソルジャークラス
普通の授業。
大半の生徒はこのクラスに居る。

タークスクラス
学校のために命でも捨てる。
学校を狙っている他校から裏から守る。
ほとんど危なくて、このクラスに入れと言われたら退学する生徒も多い。
ここのクラスは校長が任命したものだけ。
かなり人数は少ないクラス。

ヒロインはソルジャークラス。
セフィロスはヒロインの担任の教師であり、数学の教師であります。ソルジャークラスの総担任。
ツォンはヒロインの友達の恋人であり、数学の教師です。タークスクラスの総担任。
二人は最初から恋人同士で周りには秘密にしております。
他にも多くのキャラが教師をしていたり生徒をしていたりします。
しかも、現実離れした高校生活(ぇ
世界観的にはほとんどFF7とかわらないのですよ。

苦手な方はお戻り下さい。

それでも平気な方はスクロール。(この注意書きも当時のまま掲載しております)












1.先生と一緒












バタバタ

大きな足音と急いでいる高校2年生。
名前はナマエ・ミョウジ。
急いで向かっているものの、すでにチャイムは鳴り終わって遅刻は確実。

「遅れてすいませんんでした!」
「・・・・また、お前か。座れ」
「はい」

担任のセフィロス先生に言われ、しぶしぶと座る。

(なんで朝!起こしてくれなかったんだよ!先生はッ!)

内心、起こしてくれなかった自分の恋人でもあるセフィロスに毒づく。

「また、遅刻かよ」
「うっさいザックス」

隣の席のザックス。
いつも何かとちょっかいだしてくる男。
セフィロス先生とは結構仲が良い。
隣のクラスのレノと仲良くて友達のエアリスと付き合っているらしい。

「それにしても、先生の機嫌が悪いんだぞ」
「分かってるって。あの雰囲気・・・・何か今にもアンタを殺しそうな・・・・」
「おい、原因は俺じゃねえぞ」
「え?そなの?」

突然のナマエの言い方にザックスはすかさずツッコミをいれる。
確かにいつもは自分が何かをして不機嫌の素になっているのだが、今日は何もしていない。

「じゃあ、どうして?」
「校長じゃねえ?」

校長はプレジデントという、生徒全員の成績を優秀にしなければ気がすまない男。
ここは有名な厳しい私立であり。
優秀な生徒が多くいるのだ。
プレジデントはセフィロスを気に入っており、セフィロスのクラスも気に入っているのだ。

「校長がまーた・・・何を言ったの?」
「何だろうな。もしかしたらお前に関係してっかもよ」
「なんでそこで私が出てくる・・・・」
「だって、先生が怒る理由はお前に関してのが多いし」

ザックスは自分とセフィロスの関係を知っているからこそ言える。
二人は声を潜めていたつもりだがザックスとの机の間にチョークが飛んでくる。
それも、スピードが半端じゃない速さで。

「・・・・・・・・」

二人は唖然として前を向いた。

「俺の授業中にしゃべるとはいい度胸だな」
「いや、その、違うんだよな!」
「そうそう!お、おしゃべりなんかじゃなくて!」
「そういうのを全部おしゃべりと言うんだ覚えておけ」
「「はい!!」」

一層低くなった先生の声に二人は汗って返事をした。

「この事は昼休みにな」
「うん」

「本当に受ける気がないようだな」
「「すいません!!」」

今度は目の前に来たセフィロスを二人で見上げる。

「授業の後に生徒指導室に二人共くるんだ」
「「はい!」」

大きな声で返事をして黙った二人。
授業中は時計を見て授業終了の時間が近づいてくるとだんだんと顔が青ざめていく。

(終わりだ・・・・殺される・・・・)

(今度は何を言われるのか・・・・がみがみとまた説教をくらうのか・・・)


それぞれ悲しみを心の奥底に仕舞い。
チャイムが鳴ってからびびって教科書をしまいこむ。
セフィロスが教科書を持って教室を出て行くところへ二人してついていく。

「・・・・・・・・・・・」

生徒指導室へ向かうまでの間、ものすごく緊張しきった二人。
どんな説教をされるか、あるいは教科書で思いっきり叩かれるんじゃ・・・。
前者の考えは普通だが後者の考えは免れたい。
セフィロスの馬鹿力には二人共実証済みなのだ。

「入れ」
「はい・・・・・」
「・・・・・」

教室を開けて中へ二人を入れ、自分も入る。

「ザックス」
「う、はい!」
「ここの教科書を全て一年生の教室へ運べ」
「はい?!」

この教科書と軽々言うが、すごい数だ。
それでもザックスは渋々と教科書を持っていく。

「ぐうう!お、重い!」

ザックスは持っていくと言ってもセフィロスに乗せられているのだ。

「これくらいじゃあ、まだまだだ」
「ちょ、ま、待ってくれ!」
「待ってくださいだろう」
「待ってください」

その言葉を聞くとセフィロスは一旦、教科書を載せていた手を休めた。
ナマエは呆然とその二人の姿を眺めていた。

「は?!」
「あいつにはあいつなりのお仕置きをしてやる」
「ええ?!」
「はい・・・わっかりやしたっと」

ザックスは多くの教科書を持って出て行く。
ナマエは慌ててザックスを追おうとするがセフィロスにドアは閉められ、鍵までも閉められる。

「では、授業中に何を話していたか聞こうか」
「先生の不機嫌について話してました」

こんなとこで何かやられては困り、すぐに本当の事を言う。

「ほう、そんだけか」
「それだけです」
「遅刻したな、今日も」
「それはッ!せ、先生が起こしてくれないからッ!」

ナマエは後ろへ下がると共にセフィロスも近づく。
壁際に追い込まれ、セフィロスは壁に手をつく。

「ザックスに値する事をお前にもしなければな」
「ちょっ!じゃあ、私も教科書をッ!」
「特別扱いはしない事にしているからな」

じゃあ、尚更!と、言う前に顎を掴まれ口づけをされる。

「んーーーーー!!!!!!!!」

すぐにセフィロスから離れようと手でセフィロスを押す。
しかし、セフィロスは壁にやっていた手で両手を上にあげる。

「ふう、も、やめっ、んぐっ」

最初は軽いものを何度もしていたが今度は舌までも入ってきたのだ。

「んっ・・・・ふうっ・・・ん・・・・」

ピチャっと音がして、その音に顔を赤くするがセフィロスは止めない。

「ふっ・・・せん、せ・・・」

要約、離れて息がまともに吸える。

「ん、はあ、はあ、はあ」
「次の授業に遅れないように行け」
「せんせ・・・こんなこと・・・・学校じゃ禁止って、言ったでしょ」

肩で息をして、セフィロスを睨みつける。
セフィロスは嬉しそうに髪を撫でた。

「お前が何もしなければいい事だ」
「ああもう!そうですかっ!さいなら!」

言い返す言葉が見つからずに生徒指導室を出て行った。








残されたセフィロスは校長の言葉を思い出す。

『君のクラスに居る、ナマエ・ミョウジ。あの子をタークスクラスへ移動させる』







- ナノ -