閑話 5〜6


 閑話 5 (Sumeru)

木星のメティスを出てスメールに着いたジョミー

カナリア達のパパとなった
フィシスがミュウの服のままだったのでジョミーもここの研究者の服を着る事なくミュウの幹部の服を着ていた

マントがソルジャーの時の赤なのでもう少しくすんだ色にしようか、それとも少し濃くしてエンジにしようかと考えていた。
フィシスに相談してみると、マントの色には
「そうですわね」
と答えていた彼女が
「マントだけでなく、もっとこう男っぽくっていうのかな、大人っぽく顔とかも年をとっていった方がいいかもね」
と言うと
「ダメです。絶対ダメです。ソルジャーは若くないと!」
と言われてしまった
「わ、わかったよ」
なんとなく
長老たちがそれなりに年をとっていたのに
ブルーが若いままなの理解できた気がした



閑話 6

僕がここに来てからキースと連絡を取るようになったフィシス

午後、庭園でのティータイム中
「ジョミーは出会った頃、わたくしを好きでいてくれたのですね」
と嬉しそうに言い出した
「パパとママだから、それは丁度良いですね」
誰から聞いたかって多分キースだろう。
彼はどんな顔してそう言ったのか…などと考えていると
「ジョミーはブルーが好きだと思ってましたわ」
とフィシス
「って!なんで?そう思うの?」紅茶を吹きそうになった。
「え、あら、見ていればわかります」と…。
(キースか…?)
ダメなんだってフィシスは聞き出すの得意なんだから、いくらDNA上の母だと言っても…
「話過ぎだよ。キース文句言ってやる」と立ち上がると
「キースにも言えればいいですね」
「…何を?」
「好きだと」
「ええーー!!?」
(キースにも、の にもって…)
のが気になる…
バレてるのか
フィシスにはかなわない…な…。


  星の祈り 1 へつづく









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