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入江は、おとなだから、ときどきブルーベルにはわかんないことをいうの。


(僕は、知っている君も好きだけど、僕の知らない君のことの方が、多いんじゃないかな)

(でも、これからもっと君を知っていきたい気持ちも“好き”なんじゃないかなって思っているよ)




ちょっとだけ、わかんない。

だって、入江は、ブルーベルのきもち、なんでもかんでも「みすかしてる」っておもうときが、よくあるんだもの。

入江がしらないブルーベルって、どんなとこ?



でも、「これからもっと知っていきたい気持ちが“好き”」っていうのは、なんとなくわかるのよ。


だって、どうでもいいやつなら、どうでもいいから、しりたいともおもわないわ。

キライなやつなら、ぶっとばしたいだけだわ。


だったら、「このひとのことを、もっとしりたい」っておもうのは、“すき”のしるしなんだとおもうの。


すきだから、しりたくって、

しりたいっておもうのが、すき、っていういみなんだわ。


……だったら、入江のことを、もっともっとしりたいブルーベルは、入江のこと、だいすきなのよ。



でもね。

すきだから、しりたくても、しっちゃいけないことって、きっとあるのよ。

入江には、きっとあるわ。


(ごめんね)


入江が、こまったおかおをしてわらうのなら、それはブルーベルにはしられたくないのよ。


さびしい。けど。

いまのブルーベルには、しられたくない入江ごと、だいすきっておもうことしか、できないのよ。










〜すき。しりたい。〜


 

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