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「お泊まり会しちゃおうよ♪」

正一はひとくちコーヒーを飲んでから言った。
「ありがとう、桔梗。美味しいよ」
「それはよかったです。私も毎日マシマロココアばかり用意するのは退屈ですので」
「ちょっと正チャン!スルーかい?」

正一は尋ねた。
「何の事だい?」
「単に白蘭様の思い付きですよ。既にボンゴレの守護者と友人も招待していますので、単に賑やかに騒ぎたいというイベントです。因みに、内容はバーベキュー及び胆試しです。招待する人々を日帰りで帰す訳にも行かないので、ジッリョネロの屋敷に泊まって貰うということです」
「ユニさんの許可は出ているのかい?」
「ええ、寛容にも」
「正チャン、どーして僕に聞かないの?」
「明らかに、桔梗の方がまともな返事をすると思ったからです」

正一は、ふぅと溜め息をついた。
「…僕は、別に日帰りでも構わないんだけど」
「えー?正チャンつれないー」

白蘭は、マシマロを口の中に放り込んで、やはり上機嫌に笑った。
「君ひとりだけ帰っちゃうなんて、ブルーベルが寂しくなっちゃうよ?」

・・・・・・・・・・・・・・・。

正一は、デイジーと一緒に部屋の隅っこにいたブルーベルに話しかけた。
「そういうものかい?」
「にゅにゅーーーっ!なぁんでスバリきくのよ入江のばかーーーっ!!」
「……そう」

正一は、柔らかく笑った。
「じゃあ、今回はばかじゃなくなるように努力するよ」
「〜〜〜〜〜っ」

真っ赤になったブルーベルを見て、白蘭はアハハと、桔梗はハハンと、ザクロとデイジーは(・∀・)ニヤニヤと笑った。

「にゅーっ!!びゃくらんと桔梗とザクロはいつもだけど!なんでデイジーまで笑ってるのよ!!あんたって、わらいかたしってたのっ!?」
「……うん。多分、10年に一度くらいしか笑わないけど…」

次にデイジーが笑うのは、いつなのだろうか。

「乙女心の時」
「トリカブトも、ズバリいわないぃぃぃっ!!」

……という訳で、白蘭曰くお泊まり会メンバーが集まった。

白蘭、真6弔花、正一、ユニ、γ、太猿、野猿、綱吉、獄寺、山本、笹川兄妹、ハル、クローム。

「災難だね、綱吉君」←正
「アハハ…日本まで押しかけられちゃったからね…。白蘭の羽根って、日本イタリア間でも平気で飛べちゃうのかな……」←遠い目ツナ。

そして始まる、バーベキューという名の争奪戦。

「にゅーっ、のさる!それブルーベルのおにくよっ!!そだちざかりなんだからね!」
「あ?オイラの方が育ち盛りだぜ。お前、未来でも真っ平らのチビだろ」
「まったいらじゃないもん!きんにくつけるんだから!にくーーー!!!」
「……白蘭様。子どもに交じって肉ばかりゲットするのは止めて下さい」
「桔梗がお野菜ばかりなんだから、バランスが取れてていいじゃない?」
「私の場合、野菜は美容にいいからです。貴方も野菜ばかりですが、美容目的ですか?入江正一」
「……僕、今夜は別に食いっぱぐれてもいいよ……」
「おい入江/隊長さんよ、食いっぱぐれてるのなら酒呑めや酒」←ザクロ&太猿・酒豪
「僕、未成年なんだけど…」
「イタリアじゃあ飲酒は16歳からオッケーなのよ」
「あれ?どうしてクロームちゃん麦チョコ食べてるの?」←京子
「すきだから…。それに、私の内臓は幻覚だから、何食べても必要な栄養に変換出来るの……」
「10代目!肉はオレがゲットしますから!!」←獄
「う…うん。ありがとう…」←偏食綱吉
「あの…みなさん、戦わなくても、食材はたくさんありますので…」←ユニ


……という訳で、戦い抜いてバーベキュー終了。

「次は胆試しだね!ワクワクしちゃうね♪」
「ガキかよ」←γ・太
「そういうもんすかね…」←まだ酒呑んでるザクロ
「仕方がないでしょう。白蘭様の企画です」←桔
「そうだね…」←正
「小学校の野外合宿以来だな〜」←前向き山
「おお!極限に挑むぞ!」←了
「お兄さん…挑むって、何に……?いえ、いいです…」←目が泳ぐ綱
「大丈夫ですツナさん!ハルが守ってあげますから!!」
「ああ?10代目をお守りするのはオレの役目だってんだよ」←獄
「…………」←青

正一は、沈黙のブルーベルに話しかけた。
「いいんだよ、無理をしなくても。暗闇を歩くっていうだけで危ないし」
「だ…!だだだ、だいじょうぶだもんっ!!ブルーベルは、ぜんぜんこわくないんだから!!!」

……つまり、どもるほど怖いんだな。(全員の感想)

だが、確かに夜に子どもを独り歩きさせるのは危険なのだし、何より普通に可哀想というものだ。
そして、女の子も同じ理由で必ず誰かと一緒ということで決定。


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