名前忘れた





ここは東京、山吹中



ただいま、ある男子と接触中ー

あ、出くわした的な意味だからね!



「あ、望月。ちょうどよかった、お前、このあと暇してないか?」

『え!あぁ、大丈夫?』

「疑問形で返すな…。まあ、てなわけで後で部室来てくれ。暇だったらでいいからなー」



部長サンから直々に命令が下ったぞ!←

でも、なんであたしなんだろ?


『部っ長ー!よりによって、なんであたしなんですかーっ』

「…は?」



少し前方にいた部長が、何言ってんだお前?って顔をした


いやいやいや、こっちが、え なんで?って感じなんですけど


『だから、なんであたしなんですか?』

「え、だってお前…」

『お前…?』





「…ウチのマネージャーだろ?」

『マネージャー…はっ、そうだった!』

「ふつーそれ、忘れねえだろ…」



テニス部のマネージャーになってやる!

って意気込んで、そのあと忘れてたー


てへっ☆

だってあたし、忘れっぽいんだもん☆



「まさか、マネージャー職まで忘れるときがくるとはな…」

『あっはっはー日常茶飯事じゃまいか!』

「笑い事でもじゃまいかでもねえよ」

『部長、ノリ悪いなー』




「あのなあ………さっきから聞いてれば、部長、部長ってお前、」

『ん?』




「俺の名前も忘れてるだろ」




11.名前忘れた

(あり?ばれてたか)(バレバレだっつーの)
(おーい、みっなみー!)(あ、南健太郎か)(なんで、苗字わかんないのに名前わかるんだよ!)


- - - - - - - - - - - - -
みーなーみー ←なに
名前忘れる=存在を忘れる
存在忘れる=地味
地味=南

結局、南ってゆう\(^O^)/

大好きだ!




「#オメガバース」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -