イセリア襲撃

人間牧場で騒乱を起こしてしまったロイド達の失態により、イセリアが襲撃を受けてしまった。

ロイドとジーニアスはディザイアンやエクスフィギュアとの戦闘を繰り広げるも、ディザイアン五聖刃のひとりフォシテスを前に、苦戦を強いられていた。

と、そこへ『サク様、華麗に参上!』と何故かコレットと共に出発した筈のサクが駆け付け、ロイドとつばぜり合いになっていたフォシテスを軽く音叉でぶっ飛ばしたのである。



『貴様は……ダサイアン!!』

「Σディザイアンだよサク!?」

『デザトリアンだかレネゲードだかレモネードだか知らないけど、コレットは渡さん!!』

「さっきはっきりディザイアンって確信持ってなかった!?(名前間違えてたけど…ていうか間違え過ぎ!)」

『ジャイアンめ、覚悟っ!ホーリーランス!!』

「ああもう、ツッコミが間に合わない……って、上級魔術を無詠唱!?」

グハアッ!!クッ、貴様……ハーフエルフなのか!?」

『ハーフエルフ…?残念ながら人間だぜ☆ほらよ、エクスプロード!

ギャアアアッ!!!

『ハッ、流石田舎に飛ばされた雑魚幹部だな。弱すぎて話になんねぇ』

「Σな、何故貴様がそれを知っている!?」

『死に逝く貴様に答える義理など無いわぁ!フハハハハ、死ねぇ!!

「サク!台詞が悪役のになってるよ!!



フォシテスを殺りたい放題にボコりまくるサクを前に、ジーニアスはツッコミという名の応戦に徹した。ロイド?マーブルさん?圧倒的なサクの独壇場を前に、彼等の出番はない(酷い)。

この後、ロイド達は原作通りにイセリアの町から追放され、知っていたとはいえその事にイラッ☆としたサクは、腹いせにロイド達を引き連れ、フォシテス亡きイセリアの人間牧場へと正面から盛大に侵入。

サクというイレギュラーの介入により、イセリアの人間牧場は原作の流れよりもかなり早い段階で壊滅に追い込まれたのであった。


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