謎の銀髪

森の中でエアルクレーネを浄化させた後、偶然居合わせたユーリ達の前から立ち去ろうとしたデュークだったが、その際サクとシンクの存在に目を止め、彼は再び立ち止まった。



デューク「お前は…?いや、お前達は一体…」

サク『初めまして。私はサク。彼はシンク。二人ともこの世界の住人とは違うよ』

シンク「ちょっとサク!得体の知れない奴に何を…」

デューク「…どういう事だ?」

サク『話せば長くなるから割愛するけど、我々はただの異世界旅行者です。取り敢えず敵意は無いし危害を加える気も無いし、(始祖の霊長みたいな力は持ってるけど)別にこの世界をどうこうしようとは思って無いし。精々茶々入れするだけだもの!』

シンク「むしろ其れが目的だよね」

デューク「…確かに、お前達には悪意は無い様だ。邪念に満ちているのに、不思議な奴だ」

サク『(うわっ、デュークが微笑んだ!?…様に一瞬見えただけか。チッ残念。てか、まだED後でもないんだからそれもそうかって言うか綺麗過ぎるイケメンぱねぇ!!! )』

シンク「サク、心の声が全部声に出ちゃってるけど…」

デューク「お前達の様な人間がいれば、世界もここ迄歪みはしなかったのかもしれないな…」

サク『憂う必要は無いよ。私とシンクがここに来た時には、この世界にも新しい風が吹き始めてた。運命の歯車は、もう既に廻り始めてるって事だよ。人間の業も、世界の歪みも、災厄も、全てを吹き飛ばす明星が動き始めた時から…ね』

デューク「運命を廻す明星…か。それでも、人間の本質は変わらない事を私は知っている。…その明星が、凶星とならない事を私は祈るとしょう」

シンク「(もう嫌だこの二人)」




カロル「…ねぇ、何であの二人は会話が成立してる訳?」

ユーリ「どっちも廚二病だからじゃね?」

一同「「「「あぁ…」」」」



シンクの一言に、納得してしまう一同であった。

―――――――――
ケーブモック大森林にて、デュークと接触するサブイベの後に発生。途中でシンクがツッコミを放任したら、 二人の会話が噛み合わないまま更にカオスになったという(笑



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