不動と赤ずきん



私赤ずきん!
お母さんに頼まれて、寝込んでいるおばあちゃんの所にりんごとワインを届けに行くの!でも、森の途中で怖ーい狼がいるかもしれないってお母さんが言ってたから、気をつけなきゃね。
そう考えながら歩いていると、お花畑に着いたみたい。


「おい、赤ずきん!」

「?貴方はだあれ?」

「ぶっ、お前気持ち悪いしゃべり方してんなぁ!」

「うるっさい不動!赤ずきんはこういう性格だっていう設定なんだから!ていうか、狼はもっと紳士的な性格だって台本に書いてあったよ。」

「あー、俺台本読んでねぇんだよ。」

「はあ?やる気ないの?」

「別に。要するに、狼が赤ずきんを食っちまえばいいんだろ?」

「いや、違うし。」

「まあまあまあ…」

「ちょ、どこ触ってるの不動。」

「せっかくの据え膳、喰わなきゃ男が廃るってもんだろ?つー訳で赤ずきんプレi「きゃー狼が私を襲ってきたー!」狼は赤ずきんを襲うもんだろ。」

「あっ、そうか。…じゃない!」

「いただきます。」

「えっまじで。」






(不動のバカー!)(だってよ、萎びた婆さんよりピチピチの赤ずきんの方が魅力的だろ?)(変態!)



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