プロローグ あの記憶は未だに覚えていた。忘れたくても忘れられない過去があるんだって事を感じたあの出来事 鮮明に覚えているあの感触、感情、感覚と全て覚えている 恐怖なんて生ぬるい言葉では表せない、むしろ言葉では表せれなかった 独りぼっちが嫌で手を伸ばすとなくなってしまい、失う事が怖かった だから強くなったんだ、もう二度とあんな思いをしたくないから俺は強くなったんだ 強くなり今度は俺が守ろう。大切な人達を 「だからもうこの廻る世界を終わらせ新たな可能性を見てみたいんだ」 「その可能性を俺は見せたい。俺はその願いを叶えたい」 黒い少女は傍観者、灰色少女は世界の矛盾 廻る世界を壊し新しい未来を見るために 「さて、そろそろこっちも動きますか」 口を歪ませ灰色の少女は笑った . |