もしも、夢主が天女(「雪」固定です)に魅了されてしまったら
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群雄割拠の戦国時代
時はそのはずだった…
「あはは、くすぐったいよぉ政宗」
『んぅ、別にいいだろぉ』
空色の上質な着物に身を纏う銀色の髪の女…雪…にぎゅぅっと猫の様に体を摺り寄せて抱き付いている。
片倉殿から連絡をもらい来てみれば、このありさま。
もともと、某は政宗殿が天下を目指そうものなら協力しようと思ってはいた。
それに、奥州に天女が舞い降りたことも…
そして、不安になり佐助を送れば、…案の定…
「政宗様、真田幸村が…」
『Ah?なんだってんだよ。』
このようなことには…なっていた。
あぁ、変わってしまった、
あの方がいない…っ
「幸村?幸村がいるの!」
『っ雪?』
逆にするりと彼女の手をすり抜けて俺のほうにやってきた女が一人。
それに涙目になって女の名を呼んだ政宗殿。
あぁ、なぜ、俺の名を呼ばない…っ
「初めまして、
私、天から遣わされてこの戦国の世を終わらせるために来ました、雪っていうんです、
あ、幸せのほうの「幸」じゃなくて空から降ってくる「雪」ねっ」
目の前の女はにこにこにこにこと笑んで俺を見ているが、
その後ろには俺のことを左の目でにらみつける政宗殿がいて
あぁ、だが…
好都合だ。
執筆日 20131004