01
姫若子なチカちゃんと男前なヒロイン
ありがち設定?
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「ねぇ、ねぇ、怒られちゃうから、やめようよ・・っ」
『何言っての、此処まで来てさ!』
「だ、だって・・・」
私の手を引っ張って、にこっと笑ったのは幼馴染。
みんみんみんみん、虫が鳴いて、
そんな日に、父上とリナの父上が話をするからって私たちは追い出された。
だから、ってことかはしらないけれど、リナがちょっと遠くまで行くって言って、私の手、掴んだんだ。
あまりお外にでなくて、それで手を引かれてお外に出てきた
『ほら、弥三郎見て!』
「え、・・・うわぁ・・・!」
途中からの私の記憶は曖昧で。
でも、はっきりしたとき私の目の前は・・・青が広がってた。
綺麗な、海、綺麗な空。
一体となった青の世界。
その中に、リナは普通にかけて行く
強い日差しに少しくらくらするけれど、ふわりっとリナは上に羽織っていた羽織を脱いで・・そしてその青の中に溶けるように飛び込んだ。
でも、私は、怖くて・・
それを見ていることしかできなかった
執筆日 20130602
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